ポピー、ヤグルマギク、ハマナス

先日から書いているように、北海道は夏です。
「どこかスケッチにいいところないかなあ」と自転車でぶらぶらしていると、川の近くの空き地に赤い花がいっぱい見えました。「え?まだチューリップ?」と近づくと、なんと赤いポピー。ヤグルマギクの青い花と一緒に、風に揺れていました。すでに咲き終わったものもいっぱいあり、かなり前から咲いていたことがわかります。

なあんだ、夏なら夏と早く言ってくれたらいいのに。こっちは夏を探しておりましたよ。

ただ、ポピーは風が吹くと花びらがバーコード頭のおじさんよろしく、全部片側に倒れてしまうのが玉に瑕。
そしてその近くにはハマナス。
これもすでに咲き終わったものもいっぱいあり。
鼻を近づけると、すごくいい香り。
ただ、この人もポピーと一緒で風が吹くとビローンと、花びらが流れてしまいます。

描いていると、半分くらいのところでぽちぽちと雨。そのうち夕立みたくなってきて、あわててうちに帰りました。
夕方5時頃、雨が上がって再トライ。
なんと、花の開き具合だけでなく、枝の位置がずいぶん変わっているじゃないですか! 別の株かと思ったほどです。
とにかく描いて、こんな絵になりました。


いい水彩紙じゃないんですが、ガシガシとボールペン(signo 0.38)で描いて、ベタベタと勢いで色を塗っていくと、これはこれで気持ちよくかけます。ちなみにポピーの絵はホルベインのチューブで、ハマナスはシュミンケの8色ハーフパン。問題は高い安いではなく、描きたい感じにあった道具を使うかどうかだけですね。