演出・コーディネイト・プロデュース・編集

ピアノと踊りとの即時的パフォーマンスに対し、演出をすることになりました。ピアノは百瀬俊介氏、踊りは若松ゆきえさんです。

演出をするというのは間違いですね。
演劇ならともかく、それ以外の見せ物についてはほとんど知らないし、好みの範囲もかなり狭い私が、パフォーマンスの演出をしてはいけません。というのは演劇の演出は自分の感性のフィルターを通して観客に見せ物をつくる作業だと思うからです。

元々ピアノと踊りの二人はこれまでも自分たちでやってきたので、すでにある程度観客も実績もあります。だから本当は私が介在する必要はないのですが、「観客に見せる前に、客観的に見る人が欲しい」という意味で依頼されたのでした。

そうすると自分の仕事は演者の2人の演者と観客とをつなぐこと。それってコーディネイターみたいなもんです。(訪問者の目的が達成できるようにガイドする人ですね)

だったらもっと演者の魅力を引き出す仕掛けを考えて提案したいです。またそれで生まれるものを従来の2人のパフォーマンスに満足できなかった人や、その他の従来の舞台表現を面白く感じなかった人にも、楽しんでもらえるようにしたいところです。そういう役割の名前は何というのか知りません。興業自体に責任は持たないので、プロデューサーとも違います。
見る人のみたいものを想像し、それに合わせて素材を提供することを考えれば、編集者という方がいいのかもしれません。

これについては追々報告することになりそうです。またブログか何かを立ち上げて、互いの連絡と観客になる人たちへの経過報告をすることになると思います。