依頼脚本を完成させるモチベーション

昨年来、依頼されていた脚本がようやくのこと完成しました。

依頼されて難しいのは、与えられた条件をクリアすることよりも、書き手としてのモチベーションをつくることにあるようです。
自分で上演するために書くのであれば、あるいは自分でテーマなり条件を設定するのであれば、それをどう実現するかと言うことで自然にモチベーションになるのですが、私の場合、今興味がある脚本は「単語が全くないか、数が少ない」のに成立する物語です。そんなものは演出まで自分でやるという条件じゃないと、依頼者に渡しても何も読み取れなくて使い物になりません。

だからせめて書く自分にとって新しい試みをする必要がありました。これがまた難しい。どんな試みがあったかは、下のリンクをクリックしてお読み下さい。脚本はプロットの段階から全てオープンになっているので、読むのも自由です。

そういえば今回の試みとして、この「作成過程をオープンにする」というのがあったのでした。やる前はその過程でコメントなりトラックバックでインスパイアされて脚本が変わっていきそうで楽しみだったのですが、実際は刺激的なコメントがあまりなくて、インスパイアされることはほとんどありませんでした。残念。しかしこういった試みは続けていこうと思っています。
→新作「三人男娼 – songs and flowers」はこちら

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