地下鉄のペンギン

地下鉄の人々第4弾。
私が地下鉄に乗るのは朝のラッシュ時です。東京のそれほどではないでしょうが、やはり車内は混んでいます。
そして降りるのは大通駅。乗客の98%はここで降りると言っても過言ではないでしょう。昨日もそうでした。
列車が停車し、ほとんど全員が同時に扉の方へ向きました。やがて扉が開きました。あまりに混んでいるので、つま先もちょっと開き気味に少しずつ、ヨチヨチとみんなで動き出します。そのとき、ふと「これ何かににているなあ。あの、南極大陸の鳥…」

それが失敗でした。次の瞬間には私も含めて全員がペンギンに変化。何十匹ものペンギンが扉から外へヨチヨチと行進。そのままホーム上も行進を続けます。
いつもならそこからエスカレーターなり階段から上に上がるのですが、何せ全員ペンギンです。氷山から海に飛び込む姿よろしく、反対ホームの端から次々線路に落ちていきます。私も「飛び込みたくないんだけど」と思いつつ、後ろに続くペンギンから押されるので仕方なく飛び込みました。
驚きました。
線路って泳げるんですね。