きんちゃんの失策

昨日の昼間、階段をどすどす上がってくる音がして「うえーん」という例の鳴き声とともに、鳥をくわえたきんちゃんが帰ってきた。鳥は黄緑色でヒヨドリくらいの大きさ。全く動いていない。

家の中で遊ばれてはこまるので、ベランダから外に誘導。そのまま窓を閉めて、一件落着。

…でもせっかく取ってきたのを見せたかったろうし、そのまま外にほっぽり出しては気の毒かと思って、外に出てきんちゃんの様子を見る。外でほめてやれば、よかろう。
きんちゃんがこっちの姿を見つけて、「うえーん」。そして鳥を地面にぽとり。
その瞬間、鳥がバタバタバタバタ!と飛んでいった。
生きていたのか!
あわてて追いかけるきんちゃん。
逃げられた。
ちょっとかわいそうなので、そのまま散歩に連れて行った。すぐ忘れたようだった。

思い出し描き。小鳥を追いかけるきんちゃん