クロ帰る

星がきれいなので、ピクニックシートを出して寝転がって妻と夜空を見る。
いつの間にか、妻眠っている。
さすが。これは猫だな。

起こして家に入ることにする。
わらわらと出てきたネコたちを戻そうと呼んでいると、いないはずの遠くから猫の声。
まさか。
坂道を走る小さな黒猫の姿。

それにしても、なぜ姿が見えているのにまっすぐ来ないで、わざわざ玄関に回って帰ろうとするか。
その後飯を食って寝る。