バスはスバらしいらしい

久しぶりにバスという乗り物に乗りました。

栗沢までのバスの中

栗沢までのバスの中

乗り物は好きです。田舎を走る鉄道とバスには同じテンポがあり、それに揺られているとリラックスします。

すると何の偶然でしょうか。図書館に行くと平田俊子さんの「スバらしきバス」というエッセーが並んでいました。

そんなことを体験できるのも、バスならではだ。カフェだとこうはいかない。寝ている間にカフェが移動し、目が覚めたあと窓の外を見たらそこは知らない街だったなんて話はあまり聞かない。(三つ目の駅)

そう、乗り物は喫茶店よりくつろげる。いや私にとっては世間でリラックスの場所とされる喫茶店や温泉はむしろ気を張るスペースです。

この本の中にはこうしたゆるい雰囲気の、バスにまつわるエッセーが21篇収録されていて、乗り物好き、バス好きとしては共感してニヤニヤする本です。正月に帰省する時に読もうと思っているのですが、もしかすると明日一気に読み終えてしまいそう。

どうやらバスは私が感じていたよりもスバらしいらしいです。

そういえばこの平田俊子さんの詩集「(お)もろい夫婦」を15年くらい前に買ったことがあります。これも面白かったなあ。