日頃はガーデン施設などで販売させてもらっているので、おのずと花を育てている方が絵を買ってくださることが多いです。
しかしそうではないお店におかせてもらうこともあります。そうすると今まで当たり前だと思っていたことが、植物好き以外の人にはあたりまではないことを思い知ることになります。
先日、店員さんからお聞きした話。
しばらくぼくの絵を見ていたお客さんがいらしたそうなんですが、結局買わずに帰ったそうです。買わなかった理由は「ここに赤いバラがあるでしょ。でもバラってやっぱりピンクに限るわよね」。
うん、なるほど。
バラはピンクが一般的だし、チューリップと言えば赤。ましてやオレンジや紫のバラは、花好きでない限りバラに見えないのです。
そこでこんな絵を描いてみました。
同じピンクのバラでもいろいろあることを知っていただければ、そしてその絵を買っていただければ、ぼくとしてはうれしいです。