春の朦朧

毎年春は待ち遠しいものです。空が明るくなって、渡り鳥が飛んで、地面の雪が減って、花が咲き出します。

そのように世界はクリアになっていく季節ですが、なぜかこの時期、数日から1週間ほど僕の頭の中が朦朧とします。

日常生活には問題ないのですが、ちょっと難しいことー例えば文章を書くとか、手順が3つ以上ある作業をするとかーを前にすると何をしていいのかわからなくなるのです。いや、正確には大体のことはわかっているのですが、頭も手も動かず、気持ちばかりが焦るのです。

ライターをやっていた頃は、締切がこの時期にあると困ったものでした。全然何を描いていいのかわからない。書いても、意味がわからない文章になる(笑)。

実は今年も、一昨日くらいからちょっとぼんやりしていました。絵をフレームに入れなきゃいけないのはわかっているのですが、どうにも手が動かないのです。だから仕方なく本を読んだりしていたのですが、文章の意味や趣旨を間違えてとらえて勝手に著者に憤慨したりしていました。よく読んだら違う意味で、起こるようなことはなかったのですが(笑)。

そんな感じで、本来やるべき仕事がやれないので気持ちは焦ります。

昨日も一日そんなかんじでした。今日もそういう日になりそうだったのですが、ランニングをしたことでカツが入ったのか、その前までの朦朧とした頭がうそのように、何をするべきかが見えて手が動き出しました。それで少しだけですが、作業をすることができました。

なんなんでしょうね。

ではまた明日(たぶん)。明日また朦朧としていたら困るなあ。