グッズのことばかり

今日は筆も取りましたが、あまりいい成果が上がりませんでした。ま、そういう日もありますから。それよりも大部分の時間をグッズについて費やしました。その原画を描いたり、スキャンしてデータを作ったり、入稿したり。

こういうグッズ制作の場合、やはり赤字にするわけにはいきませんから、どういうものを作ったらいいか、数はどうするか、原価はどこまで抑えられるか、でも付き合いもあるし…などといったいろいろな要素を考えないといけないので、無駄に頭を使います(笑)。

でも僕はほんらい、絵を描くのがメインで、グッズ制作はあくまで展示や委託販売などでのサブ的なポジション。できれば絵だけ描いて一日を終わらせたいところです。でも展示会場にはそういう物があると楽しいし、皆さんにも喜んでもらえますから、つい時間を使ってしまいます。

で、ふと「絵は足りているだろうか」「バラエティは十分あるだろうか」とまた絵のことを考えたりして、集中力はおろそかに時間が過ぎていく…(笑)

そんなわけで、明日また気を引き締めて絵を描きたいと思います。

ではまた明日(たぶん)

春はまだか

今日は札幌に行きました。お話を聞くと、すでにチラホラとスノードロップなどが咲いているお宅もあるようです。うらやましいなあ。うちのまわりはまだ雪がいっぱい。青空のもとで花を見るには、まだしばらくかかりそうです。

これはちょっと盛りすぎですが、早くこんな花が咲くといいなあ。

4月からの展示に向けて、ただ作品を描くだけではなくて、新しいグッズも作りたいなあと思っています。でもなかなか価格と質のバランスが難しいです。今までポストカード、クリアファイルなどは作りましたが、新しいアイテムとなると、ちゃんと買っていただけるものになるかどうかわからないので、冒険になります。

キリンが3匹。

ではまた明日(たぶん)

裏もまた真なり

水彩画の場合、紙は「水彩紙」を使います。簡単に言うと、画用紙のいいやつです。にじみどめという処理がしてあることで、絵の具を塗っても普通の画用紙みたいにボワーンと広がることがありません。

スーパーや小さい文房具屋さんには売っていませんが、画材屋さんに行けばあります。スケッチブックみたいに何枚かセットになっているものもあれば、大きな紙を1枚単位で置いていることもあります。大きいものは「水張り」といって、板にテープで貼り付けて使います。

どうして水張りというのかと言うと、最初に紙をビチャビチャにぬらして水分を含ませるからです。それを板に載せて、テープで固定します。すると乾いたら気持ちいいくらいに紙がビシーッとなり、後は絵の具を乗せても多少たわむ程度で描きやすくなります。

ただ気をつけなければいけないのは、水彩紙には表と裏があるということです。ちゃんと印をつけておくのでたいていは間違うことはありませんが、こないだはうっかり裏返しにして張ってしまいました。

どうしよう〜、と思ったのですが、せっかく張ったのだし、そもそも紙が数百円するのでもったいなく、そのまま描くことにしました。

意外にいい質感が出たかも(笑)。裏もまた一つの個性。これはこれで真と言えるでしょう。つまりは、裏もまた真なり。いや、逆もまた真なり。

ではまた明日(たぶん)

いい絵ってなんだろう

今日たまたまある本を開いていて、ふと「いい絵ってコミュニケーションが取れる絵なんだな」と思いました。僕ではなくて、絵とお客さんとが互いに何かを投げかけて、受け止め合うような。

展示をしていていつも不思議に思うのは、絵を買ってくださる方が、描いた僕自身よりも絵に何かを感じておられるということです。それはどうしてなんだろうとずっと思っていたのですが、つまりはお客さんと絵が会話できているということなんだろうと思います。描いた僕を差し置いて(笑)。

そうなんです。展示会場においては、僕はあくまでつなぎ役で、あとは絵と見る人とが会話するのを待つしかないんです。会話が始まったら、僕はもうお役御免です。たまに会話のための話題を提供することはありますが。例えば「この絵はこういうところを丁寧に描きました」とか「自分ではここが気に入ってます」とか。

逆に、見る方がすぐに通り過ぎる絵はどんなものかも、すぐに想像がつきます。一方的にまくし立てていたり、自慢ばかりしていたり、見る人の興味のない話題ばかりを話していたり、あるいはわかる人にしかわからない言語でしゃべっていたり(現代美術はまさにそうですね)。

こんなふうに考えたきっかけは、ディック・ブルーナさんについての本でした。やっぱりディック・ブルーナさんはすごいなあ。

さてそれはさておき、今日描いた絵。↓

夜の黒ネコ
夜の白ネコ

ではまた明日(たぶん)

やっぱりこれ

自分で描いて、毎回「うん、いいね」と文字通り自画自賛する絵は、やっぱりこれです。

草花を学名順に並べました

ある程度の大きさがないと見栄えがしないという不思議なパターンなので、描く前にちょっと気合がいりますが、色の楽しさとか形の面白さなどがいいリズムを生んでいるような気がして、描き上がったあとにはいつもニヤッとしてしまいます。学名順(バラは流通名)に並べるという決まりを作るによって、配置に悩む必要がないというメリットもあります・笑。

本州ではもうサクラが咲いているようで、とてもうらやましいですね。

ではまた明日(たぶん)

「春だ!」が2つ

関東地方は現在かなり雨がひどいようですが、大丈夫でしょうか。特に千葉県は、いつも京成バラ園さんでの展示にいらして下さる方々が多く住んでいらっしゃいますので、心配です。どうぞご無理のないようお過ごしください。

さて、今日は気温はまだプラス5℃に行かなかったですが、「春だ!」と思うものを2つ見つけました。

1つは渡り鳥!

V字で飛んでいます。

このあたりの田畑はまだ雪で覆われていますが、どこに餌場があるのかな。それにしても、空知に住んでよかったなあと思うのは、季節の渡り鳥の存在を知ったことでしょうか。すごくゆったりと羽ばたきながら飛んでいきます。

彼らはどうやって群れで飛ぶのだろうとか、どうして鳴きながら飛ぶのかとか、どこまで行くのかなとか、そんなことを考えると、彼らの視点で世界を見てみたくなります。その時、今現在の僕の視点はどの程度重要なんだろう…。そんなことを考えるのも面白いです。

さて、2つめの「春だ!」は、コンビニの駐車場にバイクを見かけたことです。本州の方にはご存じないかもしれませんが、冬の北海道の路面は雪と凍結でバイクには乗れません。(新聞屋さんと郵便配達のカブは除く。)だからバイクが走っているのを見ると、春だなあと思います。

ではまた明日(たぶん)

初めてやってみました

初めての試みです。いつもは平面ですが、立体を作ってみました。

ホッキョクグマ

先日、動物シリーズの絵を描いていましたが、もしかしてこれ、立体にできないかなと思いました。まだ修正点はいっぱいありますが、せっかく作ったので展示会場の飾りとして出そうかなあと思っています。

粘土が余ったので、さらにもう1つ作りました。

茶白ネコ。

ついついリアル感を出そうと下心が出てしまいますが、本当はできるだけシンプルにしたいんです。シンプルだけど、リアルに動物を感じるような。なかなか難しいですね。また時間を見て、新しい動物を作ろうと思います。

ではまた明日(たぶん)