セントラル藤井

画材屋さんは大好きです。いや、大好きでした、かなー。最近は自分に必要な画材はだいたいわかってきたので、以前のようにがっつくほど店内にはいません(笑)。でもどの街に行っても、書店と画材店の磁力にはあらがえません。

札幌の画材店といえば、セントラル藤井ですね。サラリーマンのときには何も買わないのに1週間に数回行っていましたが、今ではポイントカードの期限が切れそうなくらい、行かなくなりました。江別のジョイフルエーケーに安い画材店ができたり、ネットで買えたりするようになったせいもあると思います。

ところで、今日はなぜ札幌のまちなかに行ったのかというと、NHK文化センターの教室があったからでした。どの教室でもだいたい同じ流れです。前半がレクチャー、後半は作品制作です。いつもレクチャーで時間を取り過ぎちゃうんです。

今日のレクチャーの内容は、おもに属名と種小名についてでした。例えばハマナスだと Rosa rugosaという学名がありますが、Rosaが属名、rugosaが種小名です。地球上に存在する全ての植物(というか、生物全部)に学名はついています。

お店に並んでいる植物の名前は、まれに学名で、あとは和名、英名、商品名(サフィニアはその典型)という場合もあります。あとは生産者やお店が便宜的につけた名前もあります(切り花やさんや手芸用の材料やさんに多い)。でもそれではお店の外に行くと話が通じません。ほかに、日本に固有の植物はイギリスではなんと言っていいのかわかりません。そこで共通の名前として学名を使います。

僕の絵に書いている横文字を全て学名にしているは、そういう理由もあります。

などと話しているうちに、10分、20分くらいあっという間に過ぎてしまいます。あとはバラ科バラ属の原種は花びらが5枚がスタンダードなのに、なぜガーデンで見るバラは花びらがいっぱいなのかとか、花びら6枚のものは単子葉植物が多くて、単子葉植物というのは葉脈が平行だとか、なぜキク科がすごいのか、ラン科に共通の形とか、アブラナ科の花びらは何枚でしょうとか、イネ科の革命は成長点だとか、キンポウゲ科の花はだいたいガクだから花持ちがいい…。

いくらでも脱線します(笑)。

ではまた明日(たぶん)