スマホ割

そろそろ確定申告に手を付ける季節になりました。確定申告に欠かせないのは日々の記帳です。お金の出し入れを仕訳帳というやつに記入しておかないといけないわけです。レシートを財布から出して、いつ、いくら、何で、何に払った、というのを帳面に書いておくわけです。例えば2月15日に現金4000円で車両関連費としてガソリン代を払った、という感じです。これがお金の出し入れについて全てやらないといけないので、いちいち面倒なわけです。

でも昨今のネットサービスでは、提携した銀行やカード会社の出し入れをすべて自動的に取り込んでくれます。最終的に何に使ったとするかは僕が決定しないといけませんが、いつ、いくら、何で、という部分は勝手に出てくるので大変手間が省けます。

ライターの頃は取材のためのガソリン代がずいぶんかかりましたが、今は荷造運賃がダントツです。絵やカレンダーの発送ですね。クロネコヤマトとか佐川急便とかありますが、僕は郵便局のゆうパックを愛用しています。荷物の扱いがいちばん丁寧だからです。

ただ問題が1つありました。それはローカルな郵便局だと現金しか使えないということです。ちなみにうちは田舎なので、ローカルな郵便局しかありません。だから自動取り込みができず、いちいち手間をかけて記帳していました。でも僕は何よりもこの荷造運賃の支払回数が多い。なんとかこれを自動取り込みにしたら、手間がかなり省けるはずだ! と考えまして、いろいろ探した結果、なんと発送伝票の作成とカード払いができる「スマホ割」というアプリを見つけました。

もちろん、そのアプリをダウンロードしました。あとは荷物を持ち込んだ郵便局のカウンターで、スマホに表示されるバーコードをかざせばいいだけ。これなら記帳の手間が省けてずいぶん楽になるはず!

で、今日は荷物を発送する用事がありましたので、そのアプリで伝票の作成と支払いを済ませ、鼻息荒く近所のローカルな郵便局に荷物を持っていきました。年末のカレンダーの発送時には週に何回も来ますので、窓口のお兄さんお姉さんたちとも顔なじみです。

「こんにちは」と言って、窓口に荷物をデーンと置きます。

そして「今日はこれで払いますよ」とニヤッと笑います。

…あれ。「これ」がない。スマホがない。

家に忘れてきたみたいです。

仕方がないから、家に取りに戻りました。

スマホ割は意外に手間がかかりますね。

ではまた明日(たぶん)