セリフ

ちょっと暑さがマシになったような気がしていましたが、また暑くなりました北海道です。引き続きカレンダーの絵を描いています。毎年大変なので、いっそこの1年に描いたベスト12枚をセレクトするだけでいいんじゃないかな、と思うこともあります。でも新作を自分に課すことで、昨日のように、今までにない種類の絵を描くこともできます。

自分で自分にプレッシャーかけてるんだから、大変とか言っちゃいけないですね。「汝ら断食なす時、かのパリサイ人の如き悲しき面持ちすな」でしたっけ、聖書の言葉として太宰治の小説に出ていたような気がします。最後に読んでからもう30年以上経ちますが、よく覚えているものですね。

さて、今日描いた絵はセリフ入りです。今年版のカレンダーの6月がそうであったように、人物をたくさん登場させて、会話をさせています。考えるのはなかなか楽しいのですが、楽しすぎてだんだん大喜利っぽくなって、いかに突拍子もなく面白いセリフを入れられるかを考えがちになってしまいます(笑)。

例えば「究極の選択。ソフトクリーム味のかき氷と、かき氷味のソフトクリーム、どっちが食べたい?」とか。ここまで来ると面白いのか何なのかわからないので、ボツにしました(笑)。ここで求められているのは花とそれにまつわる人々の楽しさであって、決して大喜利のセンスではないのです。

と自戒しながらまた明日(たぶん)