アルテ草木の学校

ハクウンボク、見頃です。うちの近くでも自生の木が咲いていました。

ハクウンボク。サービス精神旺盛なエゴノキ的な。

いち度目に付けば見えてくるもので、実は周辺のあちこちに咲いているのを見つけました。こうなると、今までどうして見つけられなかったんだろうと不思議になります。僕の好きなデザイン教本に「ノンデザイナーズ デザインブック」という本があります。文字通りデザイナーじゃない素人にわかりやすくデザインの要諦を教えてくれる本なのですが、その冒頭の章は「ジョシュアツリーの教え」というタイトル。どういうことかと言うと、筆者はカリフォルニアに住んでいて、ジョシュアツリーなんていう木は知らなかったし、そんな物が身の回りにあるなんて思いもしなかったけど、ある時写真でジョシュア・ツリーという木の名前と姿を知って以来、家の周りのあちこちにジョシュア・ツリーがあるのを認識した、というお話です。

午後はアルテピアッツァ美唄に行きました。笠康三郎先生を講師に迎えての「草木の学校」に参加しました。笠先生の案内で園内の植物を見て回るのですが、いつもと変わらず、驚くような話、今まで知らない話、思いもよらなかった話、常識が覆される話など多数でした。

その中の1つをご紹介。イタヤカエデとアカイタヤのお話です。イタヤカエデは葉柄の断面がまるいので、風に吹かれると様々な方向に揺れる。一方アカイタヤは葉柄の断面が角ばっているので、風に吹かれると左右に揺れる、というものでした。

今日のメモの1ページ。

家に帰ってまわりの樹木を改めて見てみると…まるで風鈴のように左右に揺れるイタヤカエデの葉があちこちに(笑)。つまり今までイタヤだと思っていたこの木はアカイタヤ、あの木もアカイタヤ。でもこっちの葉はやっぱりイタヤカエデ…。知れば見えてくるものですね。

というわけでまた明日(たぶん)