実家からデビッド・オースチンに

昨日、実家から近い泉南市にできたデビッド・オースチン・ロージズのガーデンを見に行きました。世界で2番目の公式イングリッシュローズガーデン、だそうです。

間違えないでくださいね、イングリッシュガーデンではなくて、イングリッシュローズガーデンです。だから植わっているのはバラしかありません。

先日オープンしたばかりです。

なぜこんな山の中なのか、そもそもどうしてこんな庭をつくったのか、そうした詳しいことは私のもう1つのブログの方に詳しく書いております。プラス写真も数点。
よろしければご覧ください

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サービス精神の補足

先日のハウステンボスの記事の補足。

ハウステンボスのローズフェスティバルは、ある意味「ウケ狙い」です。わ~っと盛り上げてお客さんを呼ぶ仕掛けの1つです。
でもそのウケに対してかなり真剣に予算と気合とサービ精神を盛り込んでいると思います。

一方で観光庭園など、日常的に庭園風景を来園者に提供する場合は、気合もサービス精神も、別の表現の仕方が求められると思います。
花という意味で1つにくくられがちですが、「花畑」と「庭」は別だと思います。
よいか悪いかは別にして、マスを集められるのはファーム富田さんや、ハウステンボスのローズフェスティバルのように「一面◯◯」な花畑。
だからサービス精神も庭園では花畑と違う表現の仕方が求められると思います。花でいっぱいにするのとはちがう形で。
それはたぶん、それぞれの庭のコンセプトによって異なる形になるでしょう。

きれかー。

昨年の秋、IFEXに行った時にハウステンボスの入園者が毎年増加しているという話を聞きました。目玉はガーデニングワールドカップ(秋)やローズフェスティバルということで、勉強のために行ってみました。
もちろん、これ以外にも長崎の庭巡りも目的だったのですが、それはまた別の機会で。

ハウステンボスの入園料は3200円。
勉強と思わないと絶対入れないです。
園内はオランダの街並みや田園風景を模したと思われる景観で、しかもかなり広大。入り口からローズフェスティバルの会場まで5分ほど歩きます。それだけ広いということです。風車や運河を眺めながら観光客気分。あ、観光客か。
で、いよいよ会場。

株数、花数、面積が半端じゃなく、また葉がどれもきれい。
会場中で「きれかー」「きれかー」という声があちこちで聞こえます。
私はこういうショー的な演出にはいつも鼻で笑う方なのですが、この日ばかりは圧倒されました。なんというか、気合がちがう。そこんじょそこらのバラ園では太刀打ち出来ない。そしてガーデニングなど知らない人にとっても、感動させるだけの量と質があります。
そして初めてバラに興味を持った人に、花への門戸を開くアドバイスもあります。

育てやすいものには、そういうサジェスチョンが。

パネルで一覧表示して、「探してみよう」と思わせる仕掛け。

イングリッシュローズでも、そうしたブランド名は出さず、あくまで作出国のみ表示。

パネルやネームプレートがどれも新しく、パリッとしているのも全体の印象を節度あるものにしていると思います。あくまで「お客さんを迎える以上はジャージじゃなくてジャケットは着たい」という品みたいなものでしょうか。

小賢しい議論は抜きにして、予算と気合とサービス精神。「予算があるからできること」とおもわれるかもしれませんが、予算がないからといってあとの2つもほどほど、というのではダメですよね。
庭園だけじゃなくて、フリーの仕事も同じ。勉強になりました。

もう1つのブログ始めました

園芸ガイドを発行している主婦の友社が運営する、「ナチュラル生活」というホームページがあります。
その中にいくつかブログがあるのですが、新しく私も1つブログを担当することになりました。
藤川志朗のガーデンレター

北海道の花とか庭の様子や情報を掲載していくことになります。
もしよろしければ、そちらも御覧ください。

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十勝からイコロ

長距離を運転するから疲れたのか、飲み過ぎて寝不足だったのか。今日はちょっと体が重かったです。昨日、おとといと十勝などをドライブしてきました。

まずは太四郎の森。昨年はオオバナノエンレイソウの時期でしたが、今年はその前の、エゾオオサクラソウの時期。

風がそよぐと甘い香りがします。花だけでなく全草にその香りがあるそうなのですが、オーナーの泉さんいわく、「根っこが一番香りがする」らしいです。
ついで六花の森。
植栽された場所よりも、この時期は工場の裏にあるオオバナノエンレイソウ自生地が断然お勧めです。

株がいくつあるのかわからないですね。

真鍋庭園の新しい展望台です。加藤課長の名調子のガイドをにつられて歩きました。これが面白いんです。やっぱり庭はわかっている人の話を聞きながら歩くとだんぜん楽しい。
そういえば、私も今週末、バスツアーのガイドをしなければいけないんです。加藤さんに弟子入りしないといけないです。

芽室町のとあるお庭の奥にある自生地。ここもオオバナノエンレイソウ、シロバナノエンレイソウ、ニリンソウなどがいっぱいです。
もう野草はおなかいっぱいですね。でも、このように野草が身近なのが北海道の良いところです。しかも庭に入っているのもほかの都府県では考えられないことです。

道東道を2時間走って、イコロの森へ。
おしらせ。
近いうちに私の版画やスケッチを販売してくれることになりそうです。私が納品すればですが。来週後半まで手が付けられそうにない…。

上の写真はアストランティアです。左右ともに同じ種類らしいですが、なぜか葉が覆輪になる株がいくつも。ガーデナーのKさんも「どうしてだろう」とのこと。植物の不思議。

ニリンソウ

ニリンソウの季節になりました。2週間くらい前まではトリカブトと少し違う程度だったのが、今ではトリカブトは背丈も伸び、ニリンソウには花が咲いています。

今日はこれから十勝。
オオバナノエンレイソウがたくさん見られるでしょう。

それにしても、こんなに庭に野草が入っているのは北海道だけですね。

鹿児島

昨日と今日は鹿児島でした。
バラはすでに終わりかけです。北海道ならすでに7月中旬の気候。