ナルコユリかアマドコロか?

初夏です。空がすごーく青いですね。木々や草花、芝生の緑も陽の光を浴びて光ってます。ザ・北海道という感じの季節になりました。大学生の時初めての北海道の初夏を迎えて、「緑が萌える=燃える!」と驚いたものです。

さてさて、初夏の野草も咲き始めました。

チゴユリ。これはイコロの森で。

近所でオオアマドコロがいっぱい咲いてます。

このアマドコロを見るたびに、周りの人に「これはナルコユリ、それともアマドコロ?」と聞いておりました。図鑑には「稜があるのがアマドコロ」としていますが、いちいち触って見ることもできないので、パッと見でだいたい分かるようになりたいものです。来年には。

滝野、ノーザン、イコロ

おとといは滝野公園、昨日はノーザンホースパークとイコロの森に行って来ました。

滝野公園のチューリップが満開。

ノーザンホースパークではカマシアが絶好調

同じくノーザン。リーフガーデンのギボウシも大きすぎず爽やか

イコロは植物好きの方が楽しめます

クロフネツツジでしたっけ。かっこいい枝ぶりの木は50年ものだそう。

本州の人と庭を回ると、驚くポイントが違うのに気づきます。ギボウシの大きい株に驚き、レウイシアの花に驚き、ホップに驚きます。

一方でクリスマスローズなどにはあまり驚きません。たしかに鹿児島でも地植えで咲いてこぼれダネでふえますから。「クリスマスローズは北海道のほうが気候があう」というのは、オリエンタリスハイブリッドには当てはまらないかも知れない、と思います。

イングリッシュローズも「北海道だからこそ」という色の濃さやカップの深さはありますが、本州で育たないわけではありません。むしろたくさん植えられています。病害虫など手入れはかかりますが、庭が狭くて本数も入れられないので、トータルでは同じかも。

ちがいが出るのは宿根草や山野草のように見えます。詳しくはいずれまた。

ツボスミレ

ツボスミレ

だいぶ近所の野草も減ってきました。
同時にネズミも動き出したのか、今朝は半年ぶりに家の中に2匹転がっていました。例によってトラキチによる犯行でしょう。
そういえば先日は、トカゲの尻尾が落ちていました。

エンレイソウのバリエーション

昨日は上富良野にいきました。野草を見に。
特にエンレイソウの変異が大きいのに驚き。ほんの20mくらいの間に、様々なバリエーションの個体がありました。

かなり濃い赤紫色の個体

花が大きいので、「エンレイソウ」とはちがいます

赤紫と白が交雑したとおぼしき、ピンクの個体

これはよく見るオオバナノエンレイソウのタイプ

花弁が細く、周辺部が巻き込んだタイプ

おそらく普通のエンレイソウの、花の終わりかけと想います

同じピンクでも、色の入り方がちがいます。これは筋状に。

こちらは斑が入っています

エンレイソウは交雑しやすいといいます。図鑑を見ると、地域と形状によって名前が違うようですが、ここまで交雑すると名称にはあまり意味がないかも知れません。

…交雑といえばヘレボラスのハイブリッド。いや、あれは交配で色々なタイプをつくっているのですが、ひょっとしたらクリスマスローズの次は、エンレイソウブームが来る? 八重咲きもあるし…覆輪とかあれば来るかも…来てほしくはないですが。

野菜の藤田先生の講習

25日金曜日、恵庭市の銀河庭園で、藤田智先生による野菜の講演会と講習がありました。
講演の方は別件があったためいけなかったので、実演だけ拝見しに。

お話がすごく面白かったです。午前の講演はさらに面白かったらしいです。
植え方それ自体は、格段珍しいものではありません。でもニュアンスとか力加減とか、どの程度までアバウトでも大丈夫かなどといったことがわかるのは、実演ならでは。

園内で少し写真を撮りました。

ヘレボルス…品種はなんだろう。シダとの組合せがグー。
「花の牧場」裏のキッチンガーデンではリンゴが花ざかり。こんな風に仕立てられるとは!
ギボウシ ブルーアンブレラズ

 

長崎の庭

話は前後しますが、先週長崎県にいきました。庭めぐりです。ハウステンボスの話はすでに書いたので省略。

↑雲仙市のSさん。植物いっぱいの庭です。聞いてみると、やはり育てるのが好き、とのこと。

↑有田町のFさん。掘るとすぐに岩盤ということですが、素敵な庭。大きなパーゴラは知り合いにつくってもらったものだそう。

 ↑佐世保市のMさん。バラのお庭。シェードガーデンも魅力です。バラの情報は全国のバラ友達にインターネットで教えてもらったりしているそう。

 ↑波佐見町のNさん。地元の廃材を有効に使いつつ、よく考えられた庭。

 ↑そのNさんがつくり、管理もしている、雑貨店の庭。店舗はもと焼き物の工場。建物や周囲の風景ととてもマッチしています。

佐世保市の三浦町カトリック教会