たぬきって…

今日は私ではなく、奥さんの話。

妻は時々、山のトレーニングとして近所の雪道を荷物をしょって歩いています。
昨日もそれで歩いていたら、道の向こうからなにやらモコモコしたものが、ひょっこりひょっこりこちらに向かって来ました。

下を向いているらしく、その動物はこちらに気づかないまま接近。
2〜3mくらいのところで初めて目があいました。
相手は「ハッ」とびっくりした顔をして、あわてて横の斜面を登っていったそうです。
たぬきでした。

たぬきなので斜面を登るといっても決して速くはなく、一生懸命だけどちょっとどんくさい感じ。

…さすがたぬきです。
それにしても、そんなどんくささで、先祖代々どうやって自然の中で生き延びてきたんでしょうか。
キツネやシカの用心深さや鋭敏さに比べたら…いや、うちの猫だってもっと用心深いような。
それでも生きていけるんだから、さすがたぬき。
機敏さや賢さだけが全てではないという意味では、ちょっと尊敬の念さえ覚えますね。