shiro について

花や風景を水彩絵の具で描くイラストレーター。花のイラストでパッケージをつくったりビルの壁画を描いたりするのが夢。

届いていますか?

おかげさまでカレンダーのご注文を毎日いただいております。できるだけ早く発送していますが、どうやら郵便局の配達が届いていないお客様がいらっしゃるようです。

ご注文をいただいたら、僕の方から「◯月◯日に発送します」というメールをお送りしています。レターパックやゆうパックの場合は本州ですと中1日、普通郵便の場合は中2日で届きます(但し土日祝日の配達はなし)。道内でしたら、いずれも1日早く着きます。

もしそれを過ぎても到着していない方がいらっしゃいましたら、メールやメニューの「お問い合わせ」もしくはコメント欄でご連絡ください。コメント欄も、僕が許可しない限りは公開されませんので個人情報を記入できます。

野菜カレンダーの8月は「ラッカセイのできるまで」。

ラッカセイは花が咲いたあとに地面にもぐるので、収穫までのコマが多くてこういうストーリー仕立てに向きます。描いたときにはさほど喜ばれないかもと思っていたのですが、蓋を開けてみれば野菜カレンダーの原画で一番人気だったのはこれでした。

実は北海道は10年くらい前まではラッカセイができないと言われていました。でもさつまいも同様、いつの間にか作られているみたいです。

とはいえ、秋の展示の京成バラ園はラッカセイで有名な千葉県、花菜ガーデンのある神奈川県も実はラッカセイの生産が多いところです。ラッカセイ初心者の北海道民が、ラッカセイ上級者の皆さんにラッカセイの絵を見ていただくのは若干勇気のいることでしたが、ぶじに楽しんでもらえてよかったです。

何より、最後がビールというのが喜ばれたのかもしれません(笑)。

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ではまた明日(たぶん)

師走

ついこないだ正月で実家でお雑煮を食べたような気がするのですが、あっというまに12月。

師走ですね。

僕もあれこれ来年のことを考えないといけない時期になってきました。絵を描いて展示するだけじゃなくて、おこがましくも絵の講師として「先生」と呼ばれたりすることもありまして、そちらの仕事も今から計画を考えています。

絵を描くのはなぜだかよくわからないけど、楽しいです。それを多くの人に味わってもらえて、楽しそうな顔をしているのを見るのが楽しいです。

話はちょっとちがいますが、僕はランニングするのも楽しいんです。そりゃ呼吸が荒くなったり、足が動かなくなるのは苦しいです。でもリズムよく地面を踏んでいると、よくわからない楽しさが味わえるんです。ずっとこうしていたい、みたいな。タイムとか大会に出場するとか以前に、これが面白くて走っています。

花カレンダーの7月の絵。これは7月に大雪山を走るトレイルランニングの大会に出た時に見た景色を元にしています。かなり厳しい斜面を上がりきったら、素晴らしい景色と高山植物。本当に良かったです。

この時点で走った距離はおよそ40キロ。あと20キロ残っていたのですが、僕はここからがしんどかった。足が動かなくなり、後続のランナーにどんどん追い抜かれ、前腿は筋肉痛。なんとかゴールできましたが、本当に走るのって苦痛だな! と思いました(笑)。

どっちやねん。

ではまた明日(たぶん)

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ニシキギ

寒かったのですが、気になっていたニシキギのスケッチをしてきました。

今年はナナカマドもニシキギもよく実がついています。ツルウメモドキもそうですね。

今日はカレンダーの解説はお休みします。

ではまた明日(たぶん)

デンファレ

切り花のデンファレをスケッチしました。デンファレというのは、正確にはランのデンドロビウム属の中でファレノプシス(胡蝶蘭)に似ている花を持つ系統の交配種です。

茎の根元の方から先の方へと、次々に咲く様子がわかります。まるでパラパラ漫画のようです。面白いなあ。

さて、今日は野菜カレンダーの7月。

夏といえばトマト。ここに描いた以外にもたくさんの種類があります。実際、以前はもっと多くの種類を描いたこともあったのですが、僕の画力では同じように見えてしまうものがあって、なんとなく不本意なので種類を減らして、できるだけ見た目の違うものを入れるようにしました。

それと、メジャーな種類や家庭菜園で作られる有名な種類も入れるようにしました。

夏はどのトマトを食べても美味しいですね。アスパラもそうですが、結局旬のものが一番美味しい。

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ちょっと暖かい(?)日

今日は寒さが緩んで、ちょっとだけ暖かいといいますか、気温が高めでした。10℃を超えるのは久しぶりだと思います。明日からまただんだん下がるみたいで、朝は零下になりますから車の運転やランニングには気をつけたいと思います。ステーンと転んだら目も当てられませんから。

花カレンダーの6月の絵は「初夏の宿根草勢揃い」。

これでもかというくらい花を描きました。大変満足しました(笑)。あと、いつもは白い花は描かないのですが(白い紙に白い花は描けないので)、あえて何種類か、白抜きにして入れました。だからシレネとかガウラとか、あまり僕の絵に登場しない宿根草も入っています。

ですがゲラニウムを入れ忘れてしまったのが痛恨の極み。ガーデンでも絵でもとても頼りになる宿根草なのになあ。

でも全体的に色がまとまっている割にはにぎやかな雰囲気もあり、初夏の北海道のにぎにぎしさが出せたのではないかと思います。

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イワガラミのスケッチ

昨日も書きましたが、今季はなかなかいい実が落ちていないので、スケッチの題材に苦労しています。今日の夕方も近所を散歩して、いいのがないか下を向いて歩いていましたが、収穫はありませんでした。

でもイワガラミの冬枯れた姿をスケッチして帰りました。

ツルアジサイと似ていますが、花びらが1枚で、花茎が垂れます。ツルアジサイは4枚で、咲いていたときと同じように花茎がピンとしています。

さて、今日は野菜カレンダーの6月の絵。

野菜カレンダー、6月の絵は夏野菜です。

6〜9月の野菜はとてもたくさんあって、毎年どれをピックアップしようか悩みます。しかし絵として成立させるためには品種数が必要なので、オクラや冬瓜などはどうしても候補から外れてしまいます。そこで「夏野菜」という括りにして、登場してもらいました。

実は僕は冬瓜が大好きで、いつかカレンダーのアイテムにしたいと思っていました。でも小さく描くと冬瓜の良さがでないし、かといって実物大に描くと他の野菜を描くスペースが無くなる。そこで隅の方に部分的に描きました。

あとこの中で描いていて面白いのはゴーヤでしょうか。小さな突起を描いていって、だんだんゴーヤらしくなっていくのは、ちょっとした充実感があります(笑)。

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ないなあ、ヤマブドウ

11月も下旬。例年でしたら、シナノキの実やツルアジサイの花がらなど、なにかしらスケッチの題材が落ちている時期です。特に期待しているのはヤマブドウ。でもこれがここ数年全く見当たりません。

3年くらい前はすごく豊作で、たくさん落ちていたのですが、次の年からぱったり見なくなりました。去年は多かった栗が今年は少なかったので、野生の植物の実のなりかたはそういうふうにムラがあるのだと思います。

さて、今日は花カレンダーの5月。

本州では5月といえばバラですね。こうして見るとすごく華やか。やっぱりバラは華やかな植物だなあと思います。

ですが、僕の中ではここ数年難しさを増している植物でもあります。

はじめの頃はスケッチした印象をそのまま作品の絵に落とし込めていたのですが、バラを知れば知るほど何だか逆にわからなくなり、従来の描き方をなぞっても自分の中に違和感を感じるようになりました。

そのため、バラの作品を描くのは年に数枚となってしまっています。描けば描くほどにもつれた結び目がさらにもつれて固くならないように気をつけながら描きました。

2月の冬芽の絵と同様、自分がスケッチした時に感じた印象をコメントとして添えています。これは自分自身に対して、もう一度最初の印象に戻ろうというメッセージでもあるような気がします。結び目をいったん見直して、緩める糸口を探したいです。

でもこういう作品ではなく、日常でバラを見たときのスケッチに関しては、変わらず描いていますし、それを展示にも出して販売しています。僕は今はこういうバラの絵のほうが好きかもしれません。自分なりに解釈し直したバラではなく、その場の姿を自分なりにとどめておきたい、そんな絵(スケッチ)がいいなと思います。

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