新版画

今日もまた商業ベースの依頼の制作。

最近、川瀬巴水など明治時代以降の「新版画」の画集を図書館で借りてきて眺めています。どれもすごいですが、やはり川瀬巴水は僕にとってたいへん興味が湧く絵を作られています。

何より構図。よく練られているなあと思います。それだけでもすごいですが、空や光もすごく効果的です。なんといいますか、見る人が「なんかこの感じ実感としてわかるわー」という光の使い方です。

かといって、それを自分の絵に転用できるほど器用ではないのが残念です。

まあ、日々精進あるのみですね。

ではまた明日(たぶん)

アジサイむずかしー!

商業ベースの依頼でアジサイの絵を描いていますが、すごく難しくて苦戦しています。

実はこれまでもアジサイは苦手で、できるだけ描かずに済ませようとしてきました。

花弁が4枚、それが半球状にひとかたまりになり、それらがさらに集合を作って1株になる…。

しかも色は水色や紫も赤紫もあって、中央が若干黄色みを帯びている。

そういうふうに描いても、なんだかアジサイにならないんですよね。アジサイって何なんだろう。花や葉のつき方以外の大事なポイントを見逃しているのではなかろうか。

例えば、僕ははじめの頃はラベンダーが全然うまく描けませんでした。他のシソ科植物と同じようになってしまうのです。でもあるとき、花穂と葉の間を長くとったらラベンダーらしくなることに気づきました。

それと似たポイントを見逃しているのではなかろうか。

それともただ単純に下手なだけなのか、それさえわかりません。

ではまた明日(たぶん)

手持ちの札の組み合わせ

商業ベースの絵を描いています。いつもの慣れた絵のバリエーションでは描けない事が多いです。そういうときは手持ちの技術やこれまでに描いた絵を組み合わせて新しいことができないか、考えたりします。

ときには全く新しいことにチャレンジしないといけないこともあります。正直、手を出すまでは怖いですが、うまくいきだすとウキウキです(笑)。

もちろん失敗することもあります。

このあとどっちに転ぶでしょうか。

ではまた明日(たぶん)

新しいバラの描き方

きのう途中経過をご覧頂いた絵は、無事に描き終わりました。思ったよりも乙女な絵になって不思議な満足感です。それ自体は仕事として納品してからここにアップいたします。

さて、引き続きバラの絵を描いています。

ふと思いついていろいろなバラの描き方を試しています。

これはこれでファンタジーな感じで面白いのですが、実際の品種の特徴をどこまで表現できるかはまだまだブラッシュアップが必要です。僕の絵は植物の特徴を描いてなんぼです。ファンタジックな方向を狙いすぎると自分でも小っ恥ずかしくなって投げ出していまいます(笑)。

ところで1月にちょっと仕事をサボっていた「冬」は2月になってやる気を出したみたいです。このところ朝晩の気温が低く、雪かきもちょくちょくやっています。

近所で面白いものを見つけました。

ウコギ科のなにかの木の実に雪が帽子のように積もっていました。実はここにウコギ科の低木があることに今年初めて気づきました。今年の実付きがよくてやっと目に入ったのか、成木になって実が付くようになったのか、どちらなのかはわかりません。

それにしても黒い実が球状にびっしりと付いています。種類調べなきゃ。

ではまた明日(たぶん)

無印良品で見た絵

東京や大阪にある、無印良品の大型店舗に行くのは面白いです。服とか文具とかは眺めるだけで終わることが多いのですが、店舗内に本が置いてあったり、売り物のフレームに入っている絵を眺めたりすると、意外な発見があったりします。

新しい絵を考えるときには、そんな絵を自分なりのやり方で違う形にアレンジしてみたいとチャレンジすることもあります。

今のところ、どういうふうに落ち着くかわかりませんが、今日の作業はここまで。

ではまた明日(たぶん)

わかりました。

展示を始めて最初の頃は割と気楽にバラの絵を描いていたのですが、ここ何年か、ずっとバラを描くことにハードルがありました。

その理由として、バラのことが以前よりもわかってきたから逆に難しく感じられるのだ、と思っていました。

ちがいます。今日やっとわかりました。

単純にバラを描くのが下手なのだと。

自分の手首のクセが出やすい、外側の花弁の透明感がうまく表現できない、宿根草のように品種ごとの型をつくれない、などありますが、要するに下手なのだなあということが今日よくわかりました。

腑に落ちてよかったです。明日からどうすればいいのかわかりました。

また明日からがんばります。

ではまた明日(たぶん)