町から離れた林の中では雪の上に今年と来年を分ける線は引かれておらず、今年もそばを食べる以外は普通の夜となりそうです。
久しぶりに歩くスキーを履いて、除雪が入らない公園の駐車場まで行きました。
だいぶしわしわになったズミの実がたくさんぶら下がっていました。
その横で、私が引っ越してきた時からずっと時刻がずれっぱなしの大時計が、今日も堂々と1分刻んでいました。
久しぶりにバスという乗り物に乗りました。
乗り物は好きです。田舎を走る鉄道とバスには同じテンポがあり、それに揺られているとリラックスします。
すると何の偶然でしょうか。図書館に行くと平田俊子さんの「スバらしきバス」というエッセーが並んでいました。
そんなことを体験できるのも、バスならではだ。カフェだとこうはいかない。寝ている間にカフェが移動し、目が覚めたあと窓の外を見たらそこは知らない街だったなんて話はあまり聞かない。(三つ目の駅)
そう、乗り物は喫茶店よりくつろげる。いや私にとっては世間でリラックスの場所とされる喫茶店や温泉はむしろ気を張るスペースです。
この本の中にはこうしたゆるい雰囲気の、バスにまつわるエッセーが21篇収録されていて、乗り物好き、バス好きとしては共感してニヤニヤする本です。正月に帰省する時に読もうと思っているのですが、もしかすると明日一気に読み終えてしまいそう。
どうやらバスは私が感じていたよりもスバらしいらしいです。
そういえばこの平田俊子さんの詩集「(お)もろい夫婦」を15年くらい前に買ったことがあります。これも面白かったなあ。
このご時世、なにもしないでお金が増えたり、気を使わないで気楽に過ごせることはありません。なのに、何ということでしょう。
冬至を過ぎたので、今日からは自動的に明るい時間が増えていきます。ほんと、メリークリスマス。
冬の初めにストーブが壊れて新調し(かなり痛い出費)、同じ出力でも新しいストーブ神さまの大きさがひと回り小さくなりました。
それでもネコにとってストーブは神棚と同じく、そこに集いうやまう対象であることには変わりありません。
それにしても今年は雪が少ないですね。昨年の今頃は物置の第1回めの雪下ろしをしていたはずなのですが。