世界を世界たらしめている秩序とは?

昨日、今日とサッポロファクトリーで北海道ガーデンショーの告知イベントが行われました。その中で大きなぬりえをつくって、塗ってもらう、というブースを受け持ちました。

下描きなどは以前お知らせしたとおり。

IMG_4613-001IMG_4629-001その通りに線を描ければ、仕事はほぼ終わったものだと思っていました。IMG_4639-001ところが…。

同じ秩序を共有しない人と一緒にいると、不安と恐怖を感じます。喩えて言うなら、マッドマックスの世界。人のものを盗まないとか、人を殺さないとか、そういうルールを暴力によって無視する無法者が跋扈する映画いです。
線を描いたところまでは「うまくいっている」と思っていたのです。

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が、「線の中に色を塗る」というルールなんて軽く無視できる人たち(=子ども)と一緒に色を塗るのは恐怖を感じました。自分が当初考えていたルールは姑息なもんだったと痛感した次第。

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我々は絵を<絵>たらしめているルールに則って絵を見たり描いたりしているだけなのかも。
そもそも見えている世界を<世界>たらしめている暗黙の秩序ってなんなのか、という深淵を覗きこんだような。大げさか。(写真は河村麗子さんと石渡杏奈さんからお借りしました)