今度は画家の話のようです

長い間村上春樹さんの作品は苦手でした。人を突き放したような文体もそうですが、随所に出てくる固有名詞がぼくにはいちいち鼻についたというのもあります。

でも昨年の終盤に絵を描く態度に関係するかなあと思って「職業としての小説家」を読んだのと、あの文体がレイモンド・チャンドラーに似ていることがわかってから、なぜか興味が湧いて一気に読みはじめました。初期の長編2つといくつかの短編を除けば全部読んだと思います。

そこへ来て新しい長編が出版されれば、読まない訳にはいきません。というわけで早速買ってきました「騎士団長殺し」。

今はまだ上巻の4分の1くらいですが、今回の主人公は画家のようです。けっこうおもしろいです。

さてそれはともかく、今朝は随分冷え込みました。今年の岩見沢は雪が少なくて気温もびっくりするほど下がる日が少なかったので、多少冷え込むとなぜか嬉しくなります。

先日北大植物園で。熱帯スイレンもスイレンも、なぜかいつもスケッチ欲をそそります。