三菱uniペリシアを使ってみた

Iroenpitu色鉛筆は洋の東西を含めていろいろなメーカーとブランドがあります。
描き味はそれぞれ微妙にちがいます。買う時には試し書きなどもしながら、すごく迷って今うのは私だけではないと思います。

高級なブランドには海外物が多かったのですが、昨年三菱鉛筆からでたのが「ペリシア」。それまで最も高いファーバーカステルのポリクロモスなどよりもさらに高い315円/本。また箱もすごく高級で、なんとバラで買うよりもセットのほうが箱代がはいって高い!? おそらく中高年の塗り絵ブームと高級志向を意識した商品なのでしょう。でもいったい描き味は? インディゴ系の色が必要になって、1本買ってみました。

で、上の塗り見本。
うちにある色鉛筆で同じような色と比べてみました。紙は画用紙です。
ペリシアは確かにねっとり、と言う感じです。
近い感触なのがステッドラーのカラトアクエレル。ちなみにこれは水彩。
あっさりで滑る感じなのがファーバーカステルのカラーグリップ(水彩)。三角形の軸のやつです。描き味は別として、デザイン的にはこれが一番楽しく描けて好きです。
カラトアクエレルとカラーグリップの間がヴァンゴッホ水彩でしょうか。

で、ペリシア315円ですが、比較したほかのがだいたい単価180円くらい。315円分の値打ちがあるのかどうかですが、少なくとも私にとっては必要ない、と言う結論。水彩にする気は全くなくて、こういうねっとり描き味が好きという人で、かつお金持ちで、かつ色数は必要ない、という人にはOK。なんせまだ36色しかないですから。鮮やかな色はあっても、葉の色や幹の色、空のグラデーション、街を歩く人の服、といったことを描きたい人には色が絶対的にたりないと思います。

大人の塗り絵を意識した商品ですから、そんなの必要ないのかもしれませんが。



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