休みの日には

Img014 スケッチブックはファブリアーノのベネチアブックばかりを使っている。ここしばらく珍しく中判を使っていたが、使い慣れたハガキサイズが手軽。藤井セントラルにはぜひずっと在庫をおいて欲しい。普通の水彩紙より凹凸が少ないので鉛筆のノリはあまりよくない。でも8Bの鉛筆の書き具合や絵の具のぼけ具合がスキ。

こないだワトソン紙を同じサイズのブックタイプにしてある商品を見つけて、買いたくなった。でもベネチアブックの方が600円も安いのである!

画材は本当にきりがない。紙、絵の具、色鉛筆、筆、パステル、水彩マーカー、鉛筆、ピグメントライナーなど、お試しキットがあれば最高なのだが。

それにしても、平日は仕事をして帰ってくるとお酒を飲んでねてしまうので、小さなスケッチ外はなにもしない。休日こそはと思っていろいろとリストを作るのだが、毎週、できるのは1つか2つ。何もしないことも多い。

Img015今日は何とか、このサイトのサイドバーに過去1年分のスケッチリストを作ることができた。でも、作ったはいいものの、サイドバーの幅が足りなくて絵が切れている。こういうのを修正しようとすると、また平気で1時間2時間かかる。やらない選択も正しい選択。

今日は気温は零度そこそこまでながら、天気はとてもよかった。日差しが明るい。冬至から2か月、考えてみれば日差しは10月末と同じくらいの明るさなのだ。

あと1年半で今の仕事が10年になる。今年は今の仕事に新しい付加価値を加えられそうだ。もしこれが安定すれば「北海道の花の雑誌」としてやっとこさ安定飛行ができそう。それが終わったら、今度はもっと北上して、ついでにベーリング海峡を渡って「アラスカ花雑誌」でもやるか!?

本好き、画材好き

こないだまで、わりと教条的に「画材は1つにしぼるべきだ」と思って、シグノ0.38mmだけ使うことに固執していたが、このごろは要は絵に応じて気持ちよく描ければいいんじゃないか」と思い始めている。それで地下鉄の中では鉛筆を使うようになった。
地下鉄じゃなくても軽いスケッチにはちょうどよいらしい。きっとずっと絵を描いている人とか芸大に行くような人なら、描く前にそれがどんな絵になるのか自ずと見えるので画材も自然に決まるのだろうが、なにせこちらは付け焼き刃なので、迷ったり失敗したり。まあ、失敗した時には逆に描きたい絵を変更すればいいだけなのだろう。そういった融通なら、絵に限らずわりと得意だ。
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とはいえ、鉛筆の中でもどのかたさのものを使うかは、わりと悩む。Bだとかたすぎる、4Bはよいけどもう少しかたい方がいい、と思って2Bも買って来た。というより本当は画材を買いたかっただけなのかもしれない。かたさよりも、どのメーカーの鉛筆を買うか迷うことの方がウキウキするからだ。

画家の横尾忠則さんは本屋が好きで1日1回は店に行くそうだ。私も本屋は好きで、何軒はしごしても楽しい。で、彼は読みもしないとわかっていても、本を買うのが楽しいらしい。私も画材は買うだけで楽しい。
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ちなみに上の絵も、その上のコーヒーカップの絵も、4Bの三菱ハイユニ。

短所も長所で長所も短所

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先日、クジラの絵を描いたついでに何となく描いたのだが、何となく気に入っている。こういう画風は結構好き。でも色を塗りたいと思ったときに塗れない。それはダーウェントのポケットスケッチブックに描いたから。水をはじくのです。一方で、ボールペンでちょっとガタガタした線の味わいはいつも使っているベネチアブックではなかなか出せない。インクがにじまないからだろう。一方、インクがにじまない程かたい紙なので、描き続けていると疲れやすいというか、ペン先のかたさがかりかりとした気分になってきて快適ではなくなってしまう。残念。長所はすなわち短所で、短所はすなわち長所なのでした。
でもこの絵から何か新しい話が思い浮かびそうな気がする。

北海道はすっかり秋。正直寒い。今夜は風も強い。猫もひたすら寝ている。どうやら毛代わりの準備に入った模様。妻は風邪を引いた。

WINSOR&NEWTONとシュミンケ・ホラダムのちがい

先日、yahooオークションでwinzor&newtonの8色ビジューボックスが出品されていた。前からその小ささが気になっていたので、シュミンケの8色セットを持っているにもかかわらず、落札。
で、そのちがい。左がウィンザーニュートン、右がシュミンケホラダム。
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絵を見るより実際使ってみた方がわかりやすいが、ウィンザーニュートンはインクのような発色と水どけ。よく「伸びがいい」といわれるが、たしかにシュミンケよりスッと気持ちよく伸びる感じ。色もよく本で「発色がいい」と書かれるが、ウィンザーニュートンといえばインクもつくっているので、それに近い感じ、悪くいえば派手。
シュミンケは落ち着いているぶん大人な感じ。
ウィンザーニュートンが佐々木悟朗さん、大高郁子さんなど、画風が写実的というよりイラスト的な人に多く使われているのはそのためだと理解。同じ色で面を埋めるにはとてもよい画材。シュミンケは「画家」的な人に好まれると思う。

シュミンケ・ホラダム値上がり

円とドルがユーロに比べて値下がりしているからでしょうか、それとも原油高による輸送コストがかさむからでしょうか。私の好きな水彩絵の具「シュミンケ・ホラダム」が、札幌の大丸セントラルで値上がりです。
これまでもっとも廉価なランクAの絵の具は550円だったはずですが、いきなり700円台後半。最も高いものになると900円を超える価格です。昼のランチより高くなりました。
残念です。
イヤ、残念と言うほどマメに購入していたわけではないのですが。はじめの8色セットから買い足したのは2色だけなので。小さい絵しか描かないので、それほどすぐになくならないし。
だから値上がりしても、私はシュミンケを買います。たぶん。でも8色セットごとなくしたり壊れた場合は、ウィンザーニュートンにするかもしれませんが。でも今のところはシュミンケの方が描いてて気持ちいいです。

画材について「足を知る」

明日まで、また札幌市中央区の文房具店、大丸セントラルで画材20%オフセールが行われています。
昨日、今日と画材を買ってきました。
でも、ベネチアブックの文庫本サイズスケッチブックとワットマンのポストカードとウォーターフォードのSMサイズをそれぞれ1つずつです。
水彩用紙の最高峰といわれるアルシュが30%オフなので、すごく買いたい衝動に駆られましたが、よく考えたら、極細目の185gの一番小さいサイズでも3000円強。20枚でこれはやっぱり高い。第一、1枚に丹精して「作品」をつくるわけでもなし。ストーリーを書くので、何枚も必要ですし。たいていは何度も描き直します。
それよりなにより、ホルベインの水彩絵の具とウォーターフォードの相性が、自分にとってすごくよい。
でもって、スケッチをするなら、ベネチアブックと小さい水彩セット(シュミンケ・ホラダム8色セット)との相性もいい。
じゃあ、もうほかに画材はいらないのでは?という気がしています。まあ、「足を知る」というところでしょうか(笑)。本当の意味は違うと思いますけど。
で、買ってこなかったわけです。
でもレジに並ぶ、あれもこれもとカゴに突っ込んでいるおばちゃん画家を見ると、自分はただ「小心者」なだけではないかという気もしますが。

メーカーによる鉛筆のちがい


絵を描くために、いろいろ画材を試します。ついこの1年くらいで描くようになったので、また周りに詳しい人がいないので、全部自分で試してみないとわかりません。いや、それを口実に画材を買うのを楽しみにしているのかもしれませんが。
水彩用紙はもちろん、鉛筆一つとっても様々です。そしてここ1,2ヶ月で、メーカーによって色の濃さもまちまちだとわかりました。厳密にはわかりませんが、印象として
 カランダッシュ < ファーバーカステル < ステッドラー < 三菱
のような感じがします。あとダーウェントの「スケッチング」は圧倒的に濃い。もうほかのと基準が全然違うくらい。カランダッシュの「テックナロ」(水性らしいがあまり溶けないなあ)も買いましたが、これもHBが同じカランダッシュの「テクノグラフ」の4Bより濃い。
またグリップもいろいろ。カランダッシュ「テクノグラフ」はやや細め。三菱「ハイユニ」が最も太い。ステッドラー「マルス・ルモグラフ」と三菱は6角形のエッジに丸みがある。
外見の色はカランダッシュの黄色が一番好きですが、問題はやはり書き味というか相性。今のところ、私のお気に入りは三菱ハイユニです。この2Bが描いていて、一番うれしい感じ。
上のアイスバーグもこれで描きましたが、思ったより上手に描けました。上手にと言ってもこの程度ですが。

あ、それと、日本ハムファイターズ、パリーグ優勝おめでとうございます。去年よりすごく戦力が減ったはずなのに、すごいなあ。