こないだまで、わりと教条的に「画材は1つにしぼるべきだ」と思って、シグノ0.38mmだけ使うことに固執していたが、このごろは要は絵に応じて気持ちよく描ければいいんじゃないか」と思い始めている。それで地下鉄の中では鉛筆を使うようになった。
地下鉄じゃなくても軽いスケッチにはちょうどよいらしい。きっとずっと絵を描いている人とか芸大に行くような人なら、描く前にそれがどんな絵になるのか自ずと見えるので画材も自然に決まるのだろうが、なにせこちらは付け焼き刃なので、迷ったり失敗したり。まあ、失敗した時には逆に描きたい絵を変更すればいいだけなのだろう。そういった融通なら、絵に限らずわりと得意だ。
とはいえ、鉛筆の中でもどのかたさのものを使うかは、わりと悩む。Bだとかたすぎる、4Bはよいけどもう少しかたい方がいい、と思って2Bも買って来た。というより本当は画材を買いたかっただけなのかもしれない。かたさよりも、どのメーカーの鉛筆を買うか迷うことの方がウキウキするからだ。
画家の横尾忠則さんは本屋が好きで1日1回は店に行くそうだ。私も本屋は好きで、何軒はしごしても楽しい。で、彼は読みもしないとわかっていても、本を買うのが楽しいらしい。私も画材は買うだけで楽しい。
ちなみに上の絵も、その上のコーヒーカップの絵も、4Bの三菱ハイユニ。