スケッチのコツ

昨日はいわみざわバラ園の色彩館でスケッチ教室の講師をさせていただきました。小学生から70代の方まで年齢はいろいろでしたが、みなさんとても上手でした。

僕がお伝えしたのは、水彩絵の具の楽しい使い方と、興味を持って描くことです。いつもスケッチ教室の際にお話しますが、興味のわかない対象はなかなかスケッチしにくいものです。「自分は絵が下手だ」と思っている方は、往々にして、大して好きでもないものを描いていることが多いような気がします。花でも猫でも車でもなんでもいいので、自分が「あ、これいいな」と思うものを描いたらいいと思います。

特別なものでなくても、日常の何か、例えばコーヒーカップとかミカンとか何でもいいと思います。

そして、遠慮せずたくさん描くといいです。うまく描けたとか描けないとかが気になるのであれば、人に見せなければいいだけです。

あ、もう1つだけコツがあるとしたら、例えばバラの花ように複雑なもの、要素がたくさんあるものはうまく描けなくて当然なので、ガッカリしてはいけません(笑)。先程のコーヒーカップのように、かんたんな形のものから始めるといいと思います。

あ、もう1つ。最初は鉛筆は4Bとか濃いほうがいいです。薄い鉛筆は線が細いので、こまかいところまで描かないと間が持たないことが多いからです。

ではまた明日(たぶん)

イチゴ

このところ、毎日イチゴを食べています。今のところ種類は「もういっこ」、「やよいひめ」「とちおとめ」です。こんなにイチゴ好きだったっけ、というくらい食べています。できるなら1日2パックくらい食べたいですが、さすがに経済的に無理があるので我慢しています。

実は趣味と実益を兼ねての、イチゴです。というのも来年の野菜カレンダーのネタ探しの意味もあるからです。ある意味「投資」です!(と言い張る)。しかしイチゴはどの種類も形も色もほとんど同じなので、このままだと3月がただのイチゴ模様の月になりそうな気がします。さすがにそれは模様であって、絵として成立しないので断念するかもしれません(笑)。

遠いので樹種はわかりませんが(コナラかなあ)、枝の曲線がかっこいいのでスケッチ。冬芽もいよいよ準備万端ですね。

ではまた明日(たぶん)

絵を描くだけでは済まない時期になってきました

3月上旬が終わりました。4月から始まる展示のために製作中ですが、そればかりしていてもお客さんはいらっしゃいません。オープンしたものの、扉を開けても誰もいない…なんて悪夢にならないよう、お知らせをしないといけません。

このサイトでは先日、春の予定をアップしましたが、会場近辺の方々に向けたDMの発送も始めました。まずは4月の花遊庭さんと京阪園芸さん。これまで芳名帳にご記入いただいた近畿と東海の方々へお送りしました。

次は5月の分ですね。こちらもまずはDMの発注をしないといけないです。「まだ大丈夫だよね」と思っているうちに一ヶ月を切っていた、なんてことにならないように気をつけたいと思います。

あ、ほかにもフレームの発注をしないといけません。さすがに絵を紙のままで壁に貼るわけにはいきませんので、まずはフレームをネットで購入して…いやその前にどの大きさのものがいくつ必要なのかを書き出さないといけません。

そう考えると、やることいっぱいです。もう3月も半ばに入ろうとしているので、そろそろ雪に閉ざされた中でひたすら絵を描いているだけで済まない時期になりました。

それが春ってことですかね(笑)。

ではまた明日(たぶん)

花遊庭さんでの展示のチラシができました

来月の花遊庭さんでの展示のチラシです。気がつけばあと1ヶ月を切っています。雪が溶けるのをのんびり眺めていますが、向こうはもう花がたくさん咲き始めているようです。お邪魔するのが楽しみです。

愛知県の方々、また近県の方々にはぜひいらしていただければと思っています。僕も会場にいますので、どうぞ遠慮なくお声がけください。

ちなみに最終日は15時までです。

ではまた明日(たぶん)

来た、渡り鳥!

ランニングをしていたら、上空で聞き覚えのある鳴き声。見上げると飛んでいましたよ、渡り鳥が! マガンだろうと思います。いや〜。来ましたね、春が。

マガンやハクチョウなどの渡り鳥は春になると本州北部から北上してくるわけですが、毎日移動しているわけではありません。途中途中でキャンプを張ってしばらく滞在し、雪の溶けた田んぼなどで餌を食べて、また北上して…を続けます。

盛夏の花。本州だと一年草しか花はないですが…。

うかうかしていると、春が渡り鳥とともに通り過ぎていきそうです。3月中に仕上げなければいけない絵もありますし、もちろん展示の制作もありますから、気を引き締めていきたい…つもりです(笑)。

ではまた明日(たぶん)

コップに水が半分入っています

心理テスト的にちょいちょい出てくるクエスチョンとして、こういうのがあります。

コップに水が半分入っています。あなたはこれを「まだ半分ある」と思いますか、それとも「もう半分しかない」と思いますか?

楽観的な人か悲観的な人かが、これでわかるそうですが、ほんまですか。

この問いに僕が答えると「もう半分しかない」です。でもマラソンの時は16キロくらいで「あと5キロで21キロ。じゃあもう半分来たのと同じじゃん」と思います。自分でも驚くほど楽観的です。

でも日常的に楽観的かというと、そんなことはなくて、プリンターのインクが切れかかっているとアマゾンを開きます。

言いたいことはつまり、コップの水が半分なら、もう半分汲んでくればいいのです。

いや、本当に言いたいことはつまり、あと2週間くらいで春分の日なのだから、もう春がきたのも同じ、ということです。

僕の絵なんかすでに、春を通り越して夏ですよ。

北海道的には6月末くらいのイメージですが、本州の人には5月半ばかな。

とはいえ、僕自身としてはまだもうちょっと冬を楽しみたいです。田んぼがまだ一面雪に覆われた中での夕焼けは最高です。木々の冬芽もまだじっくり見ていないし。

でも今日はもう少ししたら、渡り鳥の声が聞こえてきそうないい天気でした。

ではまた明日(たぶん)

NHK文化センター札幌教室、募集中です

今日は郵便局で3件の発送をしようと思ったのですが、ちょっとぼんやりしていて2つしか荷物を持っていきませんでした。仕方なくいったん家に帰ってもう1つを持って出直しました。

そんな状態なので絵がちゃんと描けるかちょっと不安でした。リズムに乗らずにゆっくりとしか進まなかったのですが、そのぶんいつもより少しだけ丁寧に描けたかもしれません。自分でも「おや?」と思うようないいタッチが多く、思わぬ成果を挙げられました。といっても、当社比ですので、見る方にはほとんどわからないかと思います(笑)。それくらい小さな変化ですが、心のなかでほくそ笑んでおりました。

今日は初夏の花を描きました。

何度もここで書いているように、僕の理想はディック・ブルーナさんのような絵を描くことです。1つの花でも画面でビシッと決まるような。僕の場合は、まだたくさんの花を描かないと成立しません。でも今日描いた花の中には「もしかしたらこれを大きく描いたら1つでも画面が成立させられるかも」と思わせるものがいくつかありました。

また、今日思ったのは、無理に1つ1つをシンプルにする必要はないな、ということ。シンプルにすることはいいことですが、よく考えたらシンプル化は目的ではなく手段。だから要素が多少多くなっても、その方がその花らしく描けるのであればそれが自分にとって良い描き方だろうと。

そんな事を考えながら描いています。

ところで、すでに講師をさせていただいて数年経ちましたが、4月以降もNHK文化センター札幌校で教室をさせていただきます。月に1回、1時間半です。絵心がなくても花が描けます、というのが僕の教室のいいところです。だって講師に絵心がないんだもの。大事なのは、その植物がどういうふうに花や葉っぱがついているかをちゃんと描くことだけです。そうすれば勝手にチューリップならチューリップ、バラならバラの絵になります。かわいく描こうとしたり上手に描こうとしたりする必要はありません。

お申し込みはNHK文化センター札幌校まで。ここをクリックしたら教室のページに飛びます。

ではまた明日(たぶん)