ドイツの絵の具

展示をしていると、絵を描いている方から画材について質問を受けることがあります。

透明水彩絵の具、といいますが、国内外いろいろなメーカーがあります。比較的手に入りやすい中で最高級とされるのが、シュミンケというドイツの画材メーカーです。

その特徴はなんと言っても、フタの硬さにあります(笑)。いや、もちろん品質は素晴らしいです。国産だと300円くらいのチューブが1500円くらいしたりします。退色しにくさから考えたら、安いものです。だから展示で販売する絵はこのメーカーの絵具をよく使っています(色によっては他のメーカーも使います)。

先程「フタが硬い」と書きましたが、絵の具がいいせいか、固まりやすいんです。だからうっかり絵の具がついたままフタを締めて、しばらく使わないでいると硬くなります。そして、そのフタが小さい! 大きければ回しやすいのですが、小さいからもう、ほんとに回しにくい!

なんでこうなっているかというと、僕が想像するに、ドイツ人は力が強いから。オリンピックとか見ていても、他の国の人に比べて圧倒的にムキムキですよね。だからこんな絵の具くらい、ちょっとひねるだけで開けちゃうんじゃないかなあ。

ではまた明日(たぶん)