花を「面」で描く方法

ちょっと技術的に悩んでいます。今に限らず、じつはかなり以前からなのですが。

花を描くのに、大きな「面」で描く方法はないものかと。

例えば野菜だと1つ1つのパーツが大きいです。例えばニンジンだと朱色を5センチ、10センチといった長さに塗ることができます。他に動物も胴体と頭と四肢を一体化して描くことが多いので大きなパーツを描くことになります。

でも花だと花びら1枚1枚を描いていくので、大きな花でもパーツは小さくなります。もちろんそれはそれで描き方としては正しいのですが、そればかりやっていると手の動きが縮こまってしまいます。どうも僕の中の何かが「花を面で描く」方法を求めているようなのです。

画面に1つの株だけ、もしくは1つの花だけを描けばおのずと個々のパーツも大きくなります。しかしただそれをやったのでは僕のデザイン技術だと間が持たないし、技術先行になって植物へのリスペクトがなおざりになります。わかりやすく言うと、絵の材料として植物を使っているだけになります。そんな絵はどこにでもあります。

今日も、途中まで描いた絵を諦めて白紙を見つめていたりしました。何も出てきませんが(笑)。

そんな冬の一日です。

ではまた明日(たぶん)