サンクンコストに負けた割には

ガーデンの様式で周囲よりも少し掘り下げた庭のことを「サンクンガーデン」( sunken garden)と言ったりします。また株式投資などで、買った株が値下がりしているのに「せっかく買ったから」とか「いつか上がるかも」と放置している株のことを埋め込みコスト、あるいはサンクンコスト、と言ったりします。

それと同じで、途中まで描いて「こりゃ失敗かも」と思っているのに「せっかくここまで描いたのだから」と描き続けてしまう作業のことを「サンクンワーク」と言います。嘘です。

でも実際にはそのようなことがちょいちょいあります。

今日も途中まで描いて「あれ、思ってたのと違うことになっている」と気づきました。どうしようか判断できずにネットサーフィンへ現実逃避し、罪悪感とともに絵に戻って、結局作業を続けました。

するとどうでしょう。徐々にちゃんとした作品への階段を登り始めて、夕方には1枚の絵ができあがりました。

こんなことがあるから、また途中で「これ失敗かも」と思ってもサンクンワークをやってしまうのです。

ではまた明日(たぶん)