ここ数日、あれやこれやと試行錯誤してきましたが、やはりシンプルって難しいなあと思います。ディック・ブルーナさんや柚木沙弥郎さんや安野光雅さんの絵を見るたびに「こういうふうに描けたらなあ」と思うのですが、どうやったらあんなに少ない少ないパーツで過不足なく画面に収まる作品になるんでしょう。
パーツが減らせないなら、せめて色数を減らしてみようという試みをしてみました。
難しい。植物の本来の色とは少し違う色を当てはめなければいけないところもあります。そうなると作品のコンセプトを優先に植物を描くことになってしまい、「それでいいのかなあ」という気持ちになります。植物って面白いよね〜って思いながら描くのが大事なはずなんです。
ところでNHKの番組で、ネアンデルタール人が止血用の生薬としてノコギリソウを使っていたというシーンがありました。でもそこで画面に出てきたのはセリ科の何かの植物。
ちがーう!
たしかに植物に興味のない人にすれば、花序が上部に集中していて細い葉があれば同じに見えるのかもしれません。
そういう違いや楽しさを知ってもらうためにも、僕は作品ありきじゃない花の絵を描いていった方がいいのかもしれないですね。
ではまた明日(たぶん)