今日は岩見沢バラ園で教室でした

毎年3月と7月(今年は6月)に岩見沢バラ園で、市のスケッチ教室の講師をしています。岩見沢バラ園には色彩館という室内公園があります。そこは本州の暖かい地方くらいの温度なので、屋外がまだ雪だらけでも緑の葉や早春の花が見られます。

というわけで、参加者の皆さんにはそこでスケッチをして、それをもとに絵を描いてもらうということをやってもらいました。

いつもスケッチ教室やイラスト教室では最初に「植物を見るコツ」をお話します。いろいろな植物の葉のつき方、花弁の枚数、発芽時に出る葉っぱの枚数などを喋るのですが、これを語るのが楽しすぎて、朝礼の校長先生のように話が長くなります。参加者の皆さんはスケッチ教室に来たはずなのに10分か15分は植物講釈を聞かされ、だんだん目にクエスチョンマークが浮かんできたことに講師が気づいて、ようやく本来の目的である、鉛筆を持って手を動かす時間になるというのがお決まりです。

後半は僕がいつも使っている絵の具と筆で絵を描いてもらうのですが、下書き無しでいきなり絵の具で描いていただきます。というのも、僕の絵がそういう描き方なので、僕が講師であるからには参加者もそうさせられるのです。

最初は皆さんおっかなびっくりですが、やっているうちに楽しくなっていきます。絵の具を塗るというのは、なぜかヒトの根源的な喜びにつながっているようです。不思議です。

そして時間になって、僕が終わりにしたいと言っても、まだ描き続ける方もいらっしゃいます。

そうやって「描くのは楽しかったなあ」と言える時間を皆さんが過ごしていかれることが、僕の教室の最大の目的です。

ではまた明日(たぶん)

(16日は大阪の京阪園芸さんで教室があります。)