北欧はそこまでやるか。週刊東洋経済

北欧と言えば、高い税金、高い福祉というイメージ。でもそれだけじゃなく、経済的な水準も高く、またそこで生活する人の満足度も高いようです。
何でだろう、と言うことを経済的な面から見せてくれたのが、東洋経済の特集。(リンク: 週刊東洋経済−東洋経済新報社.)
読むと、北欧の国々が「あるべき国の姿」をきちんと描いた上で政策を行っているのがわかります。なんだか他の国と言うよりも、ほかの星の話のようです。
目先の給油がどうしたとか政治献金がどうしたとか言う前に、政党は「俺、日本はこういう国にしたい」というアウトラインを提示して欲しいものです。で、その政策を選挙で争って国の姿を決めるのですが、もういっそ、土地とか生まれた場所に規定されず、自分の望む国に移籍自由にしてはどうでしょうか。無茶な話かもしれませんが。経済的成功を望む人はアメリカのような国に行く、負担も大きいけど安心な生活を望む人は北欧のような国の国籍を選ぶなど。農業をやっていると土地に縛られますが、税金は自分の選択する国に、とかは無理?
せめて道州制と言うからには、そこまで各地方の政策が変わるくらいのバラエティが欲しいものです。日本の中で北欧的な生活圏の場所とアメリカのような生活圏の場所があるとか。東京とかではすでに、区の優遇措置や条例などを選んで住む人もいるそうですから、あながち無理な話ではないでしょう。そうなると例えば北海道はどういう形が望ましいのか、四国はどうしたら魅力的な生活(あるいは人生)を提供できるのか、もう少し身近に考えられるような気がします。