今日は会社の忘年会でした。
そして今日はそれまでにいろいろなことがありました。
ボーナスの金額や査定状況はおろか、あなたがたの基本給は知らないことを部下に説明。昨日のマネージャーミーティングの内容を部下に説明。合わせて我々のビジネスモデルはどういう形で成り立っているか、それはどういう風に変化しつつあるかも説明。
午前遅めに、出版ビジネスとデジタルコンテンツのクロスメディア、その成功事例、自社と自分の事業ドメインへの関連について説明会。自社および自分の預かっている事業がいかにデジタル的なビジネスモデルから立ち後れているか思い知らされる。
続いてボーナスの査定基準や評価について、社長から個別に説明をうける。部下への説明にも立ち会う。
今年世話になった人への年賀状の配布先の決定。枚数が限られているため、条件を絞る。
年明けの業界関係者に行う講演会について、主催者側に不備を詰問。
次年度の事業方針を巡って、上司と担当役員を交えて会議。喫緊に行うべきことについて認識のちがいをただされ、また部下の勤怠状況と健康状況について確認を迫られる。
事業部内でのミーティング。次号の内容案についての打ち合わせ、および先ほど上司から確認を迫られた件について、(同じ言い方をすると角が立つので)言い方を変えて確認を行う。また次年度方針について、決定する状況とスケジュールについて確認を行う。
忘年会。場を盛り上げるべく声を出し、酒を飲む。楽しくないわけではないが、正直いうと早く家に帰りたい。テンションをあげないですむ時間に浸ってゆっくりしたい。
忘年会終わる。会場が街中から離れたところにあるため、暗い道を歩いて帰途につく。
今帰る。
私は30になるまでプータローでした。正直、目先の稽古など演劇に熱を入れているとき以外は無気力でした。
その割には、なんとか結婚を機に仕事を何ヶ月か探して運良く正社員にありついて、しかも転職までして、今は中間管理職で、預かっている事業は収支が好転しつつあり、また上司や役員からの評価もけっして悪いほうではないんだそうです。
遅くに、かなり遅くに経済社会に参加した割には、かなりよい運を得てよい待遇を得ているといえます。
しかし、なんでしょうね。今日のこの私の一日を見てわかるように、これがサラリーマンなのでしょう。
フリーターからサラリーマンになることに四苦八苦している人は多いと思います。このご時世ですから。私がサラリーマンになった頃よりも、さらに厳しいかもしれません。
でも会社員をやるというのはこういうことです。すべては経済的な指標で数値化され、それが評価です。言いづらいことを言い、聞きたくないことを聞き、上げたくもないテンションを上げる。もちろん、目をつむってそれらをクリアすれば評価と金額という数値は帰ってきます。
最初からサラリーマンを目指した人には違和感のないことかもしれませんが、プーだった人には可笑しくも悲しい現実です。
ここから降りれば、「いい年をしたプー」か「個人事業主」か「起業家」のいずれかになるわけですが、それもまた耐え難いカテゴリであることには変わりません。特に「起業家」は。だって他の人を雇うわけですから、自分が今「イヤだな」と思っていることをその人に味あわせる立場になります。
かといって一生フリーターというのは不可能な話です。しかし現在40でフリーター、50でもフリーター(=アルバイト生活)の人は多いと思います。何か将来を考えようにも、もはや能力の限界を思い知らされつつあり、時代が急に変わるか、自分の才能が突然自分でも知らない形で開花するか、宝くじが当たる以外に救済方法はありません。逆ロシアンルーレット、つまり1つだけ弾の入っていないピストルのリボルバーを回すのと同じです。つまり、たいていは弾が命中してそのまま死ぬわけです。
現在プーでお悩みのあなた、どうしますか?
そして、サラリーマンでお悩みのあなたわたしはどうしますか?