まずは条件を確認

来年6月上演の脚本についてですが、先日のプロデューサーとの打ち合わせで、とりあえず条件として以下のことが決まりました。
上演場所

  • ハコは体育館ではなく、教室
  • 広さは8m×8mくらい。高さ2.5m以下
  • 教室への出入り口は1つ
  • 窓はあるが、場所は3階

内容

  • キーワードは「怪談」と「裏切り」
  • ススキノに何らかの関係がある
  • 前回のように大きな場所で大勢でスペクタクルではなく、小さな場所で演出家と役者とが濃密な稽古を積み重ねてできる芝居を
  • 登場人物は3〜6人。性別、年齢は脚本家任せ

以上です。
とりあえず1つひとつの条件から考えられることを列挙します。その後別の条件から出たプランが互いに関係づけられないか、考えます。

今のところ、怪談らしいシチュエーションは思い浮かびましたが、それが自分の書きたいストーリーになるかはまだわかりません。怪談というとどうしてもクローズな人間関係に縛られる上、未来への楽しい希望みたいなものとはリンクしないのが難しいところです。つまり世界観を作れないんですね。改めてそういうことに気づきました。
いかに見た人を怖がらせたあげくに新しい世界観を提示できるか、そんな面倒なことをやろうとしています。怪談なら怪談だけで完結してしまえば楽なのでしょうが。それって、観た後はただ怖いものから解放された開放感だけあって、新しいパラダイムに気づいた喜びがないですよね。
ここら辺が今回の勝負です。