わからないひとはわからなくてもいい、のか?

今朝は気温が下がりました。といっても、マイナス16℃なので、上川や十勝の人には笑われると思いますが。
ゴミを捨てに行く途中、キツネの足跡が2頭、対で100mくらい道路の上についていました。兄弟だったんでしょうか。

ツバキ。昨日、いわみざわ公園の色彩館で

このところ、その趣味の人にしかわからない世界と、それに興味のない人とのちがいについてよく考えます。
例えば、庭だったら愛好家の方は花は淡い色でトーンを揃えたりしますが、そうじゃない人がそれを見ても花があるように見えなかったり。

花だけじゃなく、陶芸とかワインの世界もそうなんですが、このへんは「わからないひとはわからなくてもいい」ところです。でも花はそうはいかないことがあります。
私営の観光庭園なら「わからないのに来た人も悪い」ことがあるかもしれませんが、パブリックな公園では難しいですね。かといってベタすぎてもだめだし。

単語で言えば、アートか、エンタテイメントか。
演劇の演出をやっていた時の経験で言わせてもらうと、やり続けているとどんどんエンタテイメント性を排除したくなるんですね。それでお客も減るんですが。

でも、あとでわかったのは、エンタテイメントをつくるほうが、アートを追求するよりずっと技術的には難しいということです。だって、アートは自分とだけ対話してればいいですから。
他の人からどう見えているのか想像したり、意見を聞いて修正する人のほうがいいな、と思います。