何がだいじなのか

今日は阪神淡路大震災から25年目の日でした。僕はその時には北海道にいたので、テレビで報道を見た程度です。テレビで映る街は実際に知っている場所もありましたが、やはり大阪南部が地元で20代の自分には遠く感じられました。

でもむしろ今のほうが何故か切実に感じます。幸いにも災害にあうことはありませんでしたが、地震や台風などを少し身近に体験することが増えたからでしょうか。

実体験としてリアルではないので阪神淡路大震災の被災者の方々について語ることはしませんが、もし今地震などの災害があったら、どうしたらいいのかについては考えたほうがいいですね。驚きのあまりうろたえてはいけないだろうし、ネットやテレビの情報に右往左往したりするのも良くないでしょう。

そして大事なのは、声の大きい人や、悲観的なことを声高にアピールする人に惑わされないようにすることだろうと思います。パニックになりがちな状態の時にこそ、本当に信頼できる情報を選択できるようにしたいと思います。

ちょっと関係ない話かもしれませんが、阪神淡路大震災のとき、フジテレビの報道を見ていると、CMに入るときの音(音楽?)が人を驚かすようなショッキングな音で、地震被害をよりドラマティックに、悲惨な印象に仕立てようとする演出が感じられたのを覚えています。「ああ、この放送局は人の生死でさえエンタテイメントにしたいんだな」と思いました。いや、フジテレビだけじゃなくて、おそらくどの放送局も程度の大小はあれど、誠実さと演出は天秤にかけていたはずだと思います。その天秤がどちらにどの程度傾いているかくらいは、見ている方は感じないといけないですね。

あ、でも今うちにはテレビはないんですけど(笑)。

ネットに流れることも同じですね。SNSを見ていると、ちゃんと検証することもなく、ニュースを印象だけで批評する人が多いですよね。最近の小さなニュースでは、東京オリンピックの選手村のベッドがダンボールだからといって「使えない」とか言う人いますね。自分で寝転がってもいないのに。実際は使えないかもしれませんけど、それは別の話で。

ネットでは、将来の日本はだめだとか、世界は悪い方に向かっているとか悲観的なことを言う人も多いですね。だからどうせいっちゅうねん(笑)。だめなことがわかった時点で、どうするのかも考えないとあかんなあと思います。もしそういう人といっしょに洞窟に閉じ込められたら、絶対に口にガムテを貼ります。

事実に即した情報と、前に向かって一歩踏み出すための意見。それが大事だと思います。それとは逆のことを叫ぶ人からは遠くにいたいと思います。

ではまた明日(たぶん)