「風」について

今、ある仕事に関連して落書きを描いて欲しいとの依頼で、夕方描いてみたのですが、なかなか難しいです(笑)。子供が描いた落書きのような絵を求められているのですが、どこか力が入っていたり、わざとらしさがあったりしますね。うまく描けたつもりでも、せいぜい「落書き風」にしかならないです。

それで思い出しましたが、子供の頃、近くにあったショッピングセンター(もうなくなりましたが)にあったうどん屋さんのノボリには「手打ち風」って書いてありました。明らかに機械で作っていますね。すでに小学生高学年だった僕はそれが本物の手打ちではなく、それに似せた「大人の言い方」であることを悟りました。以来、そういう言い方にはとても敏感になりました。

パン屋さんで「焼きたて」をウリにするところがよくあります。別の場所(例えば工場)で練った生地を店舗に持ち込んで、お店のオーブンで焼いても「焼きたて」であることには変わりないです。そんなわけで「焼きたて」をウリにするお店はつい避けてしまいます。まあ、言うほどパンには興味はないのですが。

ところで、先日来ここで書いているように、今は春の展示に向けていろいろ絵を描いています。正直申し上げて、ちゃんと展示に必要な数を用意できるかは微妙なところです。

で、そこでです。

「手描き風」の絵なんてどうでしょう。…それって絶対に印刷やん。

あるいは「描きたて!」とか。…あ、それはいいか。絵のお値段には関係しませんが。

そんなわけでまた明日(たぶん)