短い詩, Japanese only.

実はこのサイトとは別に、短い詩のブログをつくっています。
たまあーーーーにしか更新しません。
よかったら見てください。
短詩、書きっぱなし http://short-poem.blogspot.com/

silento-storyではあまり季節感などいれられませんが、詩の方は短いだけに、しかも全く推敲しないことをモットーにしているので、つまり書きっぱなしでほったらかしで、すぐにアップで、つまり旬の季節感は入っているはず。
But sorry , Japanese only.

お金がなくても、言葉がわからなくても、ポケットに忍ばせられる物語

手で渡せる範囲の人にはすでにごらんいただいていますが、ずーーーっと前から「○○る」silent-storyということで予告していたものをようやく、アップするつもりです。
まだ1コンテンツしかないので迷っていたのですが、次とその次と、うまくいけばさらにその次まで新しいネタができそうなので、とりあえず。
ただ、どのようにホームページという媒体に掲載すればいいのかちょっとわからない部分もあるので、まあ、ひょっとしたらさらに次の週末になってしまうかもしれませんが。
でも、ぜひご期待ください!
わたしの目標は、「世界中の誰もが楽しめる物語」です。そのためには言葉からもお金からもフリーなコンテンツでなければ。インターネットを楽しめるのはパソコンを持っている人だけ。パソコンというのはお金を持っている人しか楽しめないので、本来のわたしの目標からちょっと遠い。それを解消するための、大きな一歩だと、勝手に思っています。
誰もが自分の好きな物語をポケット忍ばせているようになれば。そのためのツール、第一弾です。繰り返しますが、お楽しみに。でももう手渡しで見てしまった人は、その次に乞うご期待。

さあ、2つに折りましょうか

昨日までに書いたように、物語はいくつかの軸が互いに関係し合うことで成立します。
でもどう考えてもそれらの関係がうまくいかない時があります。
そんなときにはやはり基本に戻って考えるべきです。が、その基本とはなんでしょうか。
いわゆる4コマ漫画でいう「起承転結」? 能でいう「序破急」?
でもそれってすごく頭で考えた理屈であり、すでにある物語を分析したものでしかありません。実際に物語を考える時には、そんな風には組み立てられないものです。なぜなら、強い風の合間合間に風景が見えるように、あなたの目には必要なシーンがいくつか見えているからです。
そんなときには、思い切って「ラストシーンを物語の中間に持ってくる」ことです。
ラストシーンはおそらくあなたのとっておきの風景に違いありません。しかしそれをあえて中間に持ってきます。
あなたはそこから新しい物語を、つまりラストシーンのその後、をつくらざるをえません。
どうです、新しいパラダイムが見えてきませんか?
大切なことは「これが大事」と思っていたものを、そうでなくする思い切りです。それによってあなた自身が思いもよらなかった物語を作ることができます。そのことがもっとも大事です。あなたがすでにわかっている物語なら、あなたの新しい可能性は開拓できません。脚本化は完成するまで誰のだめ出しも受けませんから、自分の可能性をつくるには、自分で今までの価値観を投げ捨てる思い切りが必要なのです。
当然、ラストシーンを中間に持ってくると、それまでに予定していたシーンを短くしたり、あるいは削除することが必要になります。それによっても、当初想定していたのと異なる物語を作るきっかけが生まれます。
さあ、思い切ってラストシーンを中間に。
誰もが当たり前と思っていたことを覆すくらいの転換が必要です。例えば痴呆症の夫と彼を介護する妻がいたとしましょう。半分くらいのところで、実は痴呆症は妻で、夫は自分が痴呆のふりをすることで妻を介護していた、と判明させてはどうでしょう。すると、そこから先の展開がすごく楽しみになりますよね。

スタートは早く見せろ

 「何をしたいのか」がかわからない物語は観客の興味を引きつけられません。その意味では、全ての軸は早くその姿を観客の前に現す必要があります。とりわけ看板軸は冒頭から姿を現し、「何が問題で、何を解決すべきなのか」が提示される必要があります。これが出てこないと、ほかの軸が看板軸と誤解されるおそれがあります。また看板軸は、できるだけわかりやすく、誰もが興味を持ちやすいものであることも大切。例えば「親子の葛藤」が最初に来てしまうと、今それに興味のある人しかついて行けません。「犯人を突き止める」「銀河帝国を民主的にする」「待ち人を待つ」などわかりやすく提示するのがポイントです。
 もちろん全ての軸に「早く観客の目に入れて、何が問題か明確にする」ことは必要です。そのためにも書き手である脚本家がそれを明確に知っておく必要があります。できればセリフを書き始める前に、それぞれの軸を整理します。登場人物の抱える問題は何か、あるいは何を希望しているのか(軸のスタート)、そしてそれがどんな形で手にはいるのか(軸のゴール)を表にします。看板軸も含めて全てを一覧表にします。このときすでに場面も頭に入っているなら、幕や場も書き込みます。
 さらに、それぞれの軸がそれぞれの幕の始まりでどのようになっているか(スタート)、終わりではどのようになっているか(ゴール)も書き込みます。もう一歩できれば、場ごとにもそれを書き込みます。すなわち、どの軸も物語全体、そして幕や場ごとにおいてもスタートとゴールを明確に設定するのです。これによってどの軸もたるむことなく進行でき、緊張感のある(=観客にとって心地いい)物語になります。

次回は、ようやく「半分に折る」です。

軸どうしが関係して物語になる

 昨日は物語には「看板軸」と「サブ軸」があり、それらの中に「主役軸」があるというお話をしました。

 さて、このような軸は、登場人物1人では作れません。必ず複数の関係で初めて成立します。恋物語や父親との葛藤なら、好きな相手や父親という対象があることはおわかりでしょうが、例えば「消防士になる」という場合も必ず他人とのやりとりの中でそれを実現させます。当然ですが、登場人物がほかの人物と関係なく消防士になる勉強をして試験に受かって、消防士姿を見せても、それは観客の興味を引きません。なりたいと思うきっかけや、挫折のきっかけ、あるいは復活のきっかけは必ずほかの人物からもたらせなければ、見ている方はなんの共感も持てないでしょう。

 またきっかけをもたらす人物も何らかの軸を抱えているとよい物語になります。軸どうしが互いに関係し合って全体の物語が形成されるのが一番望ましい形です。さらに看板軸がそれらの軸の関係全てに影響を与えていると、よい物語になります。観客は看板を見るだけで、全ての話に自動的に関与できるわけです。また看板軸の完結が全ての軸に影響を及ぼすことで、相前後して全ての軸が完結するといっそうよい物語になります。もちろんあるサブ軸の完結が看板軸の完結に大きく関係してもよいのです。

明日は「軸のスタートは早く見せろ」というお話。

看板軸とサブ軸

 「半分に折る」話をする前に、1つのドラマで語られる物語は1つではないという話をしましょう。
 ドラマの中にはまず観客の目に入る看板ともいうべき物語があります。例えば水戸黄門なら、「悪代官を懲らしめる」など、主軸となるストーリーです。これを「看板軸」と名前を付けておきましょう。
 もちろん「悪代官を懲らしめる」という会のみと黄門に含まれるストーリーはこれだけではありません。それに絡む町娘と手代の恋物語、父親との葛藤、腐っていた役人が更正する、など複数の軸があります。これらを「サブ軸」といっておきましょう。
 これらの軸の中に、脚本家がこれがメインと考えている軸があります。たいてい主役が背負う軸がメイン軸になります。水戸黄門の場合は、懲らしめるのが黄門様なので看板軸がそのまま主役軸ですが、看板軸は主役軸を誘導する役割になる場合が多いのです。例えば「七人の侍」なら、看板軸は「悪い浪人から村を守る」ことですが、主役軸は「農民という生き方の勝利」だったりします。
 長くなるので、いったんここで。明日は「軸は関係でつくる」話です。

全てのシーンを図で表す

構成ができたたときには、全てのシーンに名前が付いていると思います。「○○〜○○へ」という具合です。
そこまで完成したら、今度は系統図のように、全ての幕とシーンを図で表してみましょう。
エディタによっては、この構成が本文と別ウィンドウで表示されるので便利です。書きながら全体の中でのシーンの位置づけがわかるからです。例えばWindowsだとWZeditor。これは便利でした。
これで構成は完成です。
後はこれに内容を入れるだけです。

といいたいですが、実はここまで書いた構成というのは、弁当箱でいえば仕切りです。
物語そのものの作り方についてはまだ触れていません。アイデアを集めるということについては何度か書いていると思います。ではどんな風に断片的なアイデアを並べるとおもしろそうな物語になるのか、その辺は次回で。
一番簡単なのは、「起承転結」? 「序破急」? いいえ「半分に折る」ことです。