シンプル、そして漁師さんは

バラを描いていて時々困るのは、パーツが多すぎるということです。花びらの枚数だけで他の植物の1株分くらい、またはそれ以上のパーツの数があります。そして「正解」がないというのも難しいところです。それぞれの品種の特徴はありますが、花びらの枚数は絶対にこれ、という数はありませんし、咲き進み度合いによって色もある程度変わります。果たしてどこまで要素を削ってシンプルにしていいのか、いったんわからなくなると迷路を歩いているような気持ちになってしまいます。

今朝もそうなってしまったので、少し距離をおいて別の絵を描くことにしました。

シンプルに動物を描くのは楽しいです。余白の取り方とかはちょっとむずかしいですが。

でも、その後またバラに戻ることはできず、スケッチもできず、今日の絵はこれでおしまい。漁師さんはお仕事として漁に出て、あまり釣れなかったときは同じような気持ちなんでしょうか。仕事しているのに、仕事の成果がない日は不安とガッカリ感とあきらめを混ぜて「明日頑張ろう」というふりかけをかけるしかないですね。

ではまた明日(たぶん)