やれるぶんだけやるか、いいところでやめるか。

日によっては思ったより早く筆が進むことがあります。今日は北海道の夏らしい天気で、気温が高くて湿度が低いせいか、絵の具が乾きやすくて作業が思いのほか進みました。

こういうときって、更にどんどん進めるべきか、いい感じのところでやめるかが難しいです。

ちなみに小説家の村上春樹さんは午前中しか仕事をしないそうです。どんなに筆が進んでも、もっと書き進められそうでも、やめるそうです。その方が明日の作業が入りやすく、結果的によく進むのだそうです。

僕なんかが共感するのもなんですが、すごくよくわかります。「進められるうちにどんどんやってしまおう」とか「切りの良いところまでは絶対やりきる」と思っていると、今日は良いとしても、明日の作業がしにくくなります。今日全力でやりきると、今日は満足するかもしれませんが、毎日それを自分に課すと苦行になって続かなくなります。明日朝、スッと仕事に入れることを優先すると、仕事が楽しくなります。

今日の絵は1つ目標にしていたところまで描けました。そしてもうちょっとだけ作業をしてやめました。明日はこの続きから始めればいいから気が楽です。そう、こんな風に毎日の作業ができればいいのです。

気分がいいのでその後ランニングをしました。いい感じで走れたので、自分のランニングフォームをチェックしようと(正直に言うと自分で惚れ惚れしようと)、スマホを三脚に固定して自分の走っている動画を撮ってみました。

小学生の頃、初めて家にラジカセが来たときに、自分の声を録音してびっくりしたことがありました。「俺、こんな声ちゃう!」と。

それ以上の衝撃でした。

動画には、のんびり小走りしているおっさんが映っていました。「俺、こんな変な走り方してない!」

まだちょっと立ち直れていません。ではまた明日(たぶん)