ゲラニウム

関西では笑い上戸の人を「ゲラ」といいます。例えばこんなふうに使います。

あんたしょうもないことでもすぐにわろて、ほんまゲラやな。

で、関西出身の僕としてはゲラニウムと聞くと、めっちゃ笑う花なんかな、と思ったりします。ですが今のところ、笑っているように咲く、という比喩ではなく、本当に庭で大笑いしている花は見たことはありません。もしあったらすごく怖いと思いますが。

geranium pink penny
ゲラニウム ‘ピンクペニー’
geranium rozanne
ゲラニウム ‘ロザンヌ’

ゲラニウムは花期が長くていいですね。

そして花も葉も、必ず2つで1組になっています。もしどこかで見かけたらチェックしてみてください。花は「花と蕾」か、「花と花がら」でペアになっていると思います。つまりペアは同時に咲くのではなく、時差で咲くんですね。なかなかおもしろい仕掛けです。

スケッチすると、いろいろ気づきがありますよ。それもまたスケッチの面白さです。わかっていると思っていたのに、実は何もわかってなかった、目からウロコ、みたいなことがよくあります。僕は目からウロコ的なことが大好きで、だから宇宙の本とかも読むのかもしれません。難しく言えばパラダイムの変更、わかりやすく言うと「え、そんな考え方あり?」みたいな。

でも何よりスケッチは、その花の面白いところを「つかまえた!」って思える絵が描けたときが一番嬉しいかな。

ではまた明日(たぶん)