新しいパレットに絵の具を入れる

昨年秋に新しいパレットを買いましたが、ようやくそれに絵の具を入れました。

学校の絵の具は使うごとに洗っていましたが、透明水彩絵の具は洗いません。だから予め絵の具を流し入れておきます。このまま乾いても大丈夫。水で濡らせば乾く前と同様に使えます。

それにしても使い慣れたパレットから移行すると、どの色がどこにあるのか戸惑います。とはいえ、前のパレットは手狭になったので、早くこれに慣れるしかないですね。

ところで、よく水彩画の本で「パレットには色がグラデーションになるように絵の具を入れましょう」みたいなことを書いてありますが、そんな必要はありません。むしろそれをやってしまうと、似たような色が並んでしまい、慣れない方はどれがどの色なのかわからなくなってしまいます。(絵の具は乾いた塊のときと塗ったときの色とは全然ちがいます)

右利きの人は最もよく使う色をパレットの左側に入れると、手の動きが最小限ですみます。僕の場合は緑系です。またよく混ぜる色は隣同士に。僕は紫系の色はいつもコバルトブルーとパーマネントローズを混ぜて作りますので、この2つは並べて入れます。

逆に、他と混ぜることの少ない色はできるだけ他と離して入れると良いと思います。僕でしたら、ペインズグレーとかカーマインです。同じ意味で、黄色系の色は他と混ざるとにごりやすいので、このグループは他と離すようにしています。

あと、パレットがきれいじゃないと気がすまない人もいますが、全然そんなことは気にしなくて大丈夫。いろいろな水彩絵の具の先生の本を見る限り、皆さんとても汚い(失礼)です。いや、上手な先生ほど汚いかも(笑)。だから思い切ってパレットを汚くすると上手になるかも? それは冗談としても、要はどこにどの色があるのか、この汚い部分は何色と何色が混ざった色なのか、自分が把握していればそれでいいのです。

最後にこんなことを言うのもなんですが、正直に言うと、実は市販のパレットは僕にはあまり使い勝手がよくありません。できれば仕切りがなくて、ぜんぶフラットだと自由に使えていいなあと思っています。でもいくら探してもないんですよねー。

ではまた明日(たぶん)