カバのご飯。絵は無心でこそ楽しい:円山動物園スケッチ

家で絵を描いていたのだが、どうもうまくいかない。自分らしい線を思い出すために、出かけることにする。

今日の円山動物園は、親子連れ多数だった。いつも午前中はサル山をはじめ、チンパンジーとかオランウータンなどサル科を中心に回ってスケッチしていたのだが、今日はサル山をさらっと描いて、熱帯動物館へ。
ちょうど掃除とご飯の時間。
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やっぱりすごく食べる。描くこちら側は、調子が出なくて何度も何度も描き直しているのだが、これだけの草はやはり食べるのに時間がかかるらしく、おかげで何度も描き直すことができた。
下は、子供を前後に抱えたお母さんとカバ。
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本当はおじいちゃんとかおばあちゃんとかほかのお客さんとかもいたのだけど、省略。カバは2頭いて、別々の柵で飼われているが、父娘。しかし見分けがつかないくらい、両方とも大きくてたくさん食べる。
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その後キリンを描くが、会えなく失敗。何度描いても失敗。やはりキリンはとても難しい。で、バク。下はエサを食べているところだけど、時々こちらに来てパオーッと笑うのである。その顔がまた愛嬌があってかわいい。
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(今日は特にこのアタリまではちっとも上手に描けなくて落ち込んでいたのだが、こうしてみると、これはこれでいいかもしれへん。と自画自賛)
  ↓
前回いかなかったオオカミ舎へ。
なんと雪の中で昼寝の最中。さすが。
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上はオスのジェイ。下はメスのキナコ。嬉しげに雪を掘り返している様は、まさに犬。
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そして、向かいの海獣舎。
トドのラーズは、水の中でじっとしている。見る人はたいてい「トドも寒いんだよ。水の中の方がきっとあったかいんじゃない?」と言う。なるほど。人間なら6月の屋外プールと同じだ。
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「ラーズ」と呼ばれると、水中で顔を動かしたり、気が向いたら顔を出したりしてくれる。なかなかの愛嬌者。
そして海獣で、寒い地域出身と言えばこちら。
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オオカミといい、トドといい、ゴマフアザラシといい、「寒さ歓迎」だろう。でも飼育員の吉田さんのブログによれば、

 冬になるとよく、寒い中、元気のいい動物は何ですか?とよく聞かれますが、一般にトドなどの海獣やペンギン、ホッキョクグマの名前がでてきます。でも僕は、レッサーパンダかな。

そういえば、こないだ見た時も、屋外をうろうろして笹を食べたりマーキングしたりしていた。
ゴマフアザラシのゴマを書き加えようと、エゾシカ・オオカミ舎の2階にあがったら、エゾシカのオスと子供がいたので描いた。
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後半はわりと失敗少なくかけた。なんとか動物がとまっている間に描ききろうと集中するのがよいのだろう。そうすると無心になって描くから気持ちもいい。楽しい。
そういえば、横尾忠則さんの本にも、絵は「無心になって描くもの」とあった。ちょっと嬉しい。

出かける前に絵がうまくいかなかったのは、構図とか評価とか考えたり緊張感もなかったりして、無心じゃなかったからだろう。