本州での展示の際にオオウバユリの話をすることがあります。「ラッパのような花がいくつも咲きますよ」と説明するのですが、実物をご覧になったことのない方の脳内では、恐らく花屋さんで見るような麗しい姿のユリがたくさん咲いているような姿が描かれているのではないかと思います。
美しい想像をキープするべきか、実像を知るべきか、どちらがいいのかわかりませんが、今日は咲いた姿をスケッチしたのでアップします。
僕も花にまだ興味のない頃、初めて札幌の防風林にある「オオウバユリの群生地」に行った時には、たくさん咲いているにも関わらず「どこにユリがあるの?」と思いました。想像と実物はかなり違っていました。
でもらせんを描くような芽出しの姿もユニークだし、花後の渋さもかっこいいし、季節ごとに見どころがいっぱいあるんです。しかも食糧難になったら球根を掘り上げて食べることもできるし。
大事なことを言い忘れていました。
咲くまでに7年かかると言われています。で、咲いたらもう終わりらしいです。だからこの株も今年まで。草刈の時にできるだけ刈らずにおきたいのは、そういう理由からです。
ではまた明日(たぶん)