4日目

村上春樹さんの「街と、その不確かな壁」が文庫化になりました。書店で見つけて先日からホテルや会場への行き帰り、さらには展示の隙間にも読んでしまいました。それくらい面白かったです。

僕はたぶん村上春樹さんの本はほとんど(たぶん全て)読んでいると思います。

以前「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」という作品がありましたが、その焼き直しと言いますか、後書きによりますと「もう1つの対応」とのことです。さらにはデビューから間もない頃に原型となる作品があったそうです。

実は単行本になった時には、その時の自分の気忙しさと合わなかったので最初の方で読むのをやめて古本として売りました。でも今は展示の時間以外は時間があります。だから落ち着いて読めるような気がして、上下巻まとめて購入しました。

第1部は最初に読んだ時の読みにくさを引きずっていましたが、第2部に移ってからは主人公が時間と共に周囲と関わりを深くし、自分自身も変化していく様にぐいぐいと引き込まれて、今朝読み終えました。

すみません、僕は小学生の頃から国語はそこそこ得意でしたが読書感想文は恐ろしく下手でした。なのでこんなレビューしか書けません。

一つ言えるのは、いい小説というのは読んでいる間から周りの現実の世界を見る目を変えてしまうということです。

ではまた明日(たぶん)。

あ、明日は最終日なので展示は15時までです。