きれかー。

昨年の秋、IFEXに行った時にハウステンボスの入園者が毎年増加しているという話を聞きました。目玉はガーデニングワールドカップ(秋)やローズフェスティバルということで、勉強のために行ってみました。
もちろん、これ以外にも長崎の庭巡りも目的だったのですが、それはまた別の機会で。

ハウステンボスの入園料は3200円。
勉強と思わないと絶対入れないです。
園内はオランダの街並みや田園風景を模したと思われる景観で、しかもかなり広大。入り口からローズフェスティバルの会場まで5分ほど歩きます。それだけ広いということです。風車や運河を眺めながら観光客気分。あ、観光客か。
で、いよいよ会場。

株数、花数、面積が半端じゃなく、また葉がどれもきれい。
会場中で「きれかー」「きれかー」という声があちこちで聞こえます。
私はこういうショー的な演出にはいつも鼻で笑う方なのですが、この日ばかりは圧倒されました。なんというか、気合がちがう。そこんじょそこらのバラ園では太刀打ち出来ない。そしてガーデニングなど知らない人にとっても、感動させるだけの量と質があります。
そして初めてバラに興味を持った人に、花への門戸を開くアドバイスもあります。

育てやすいものには、そういうサジェスチョンが。

パネルで一覧表示して、「探してみよう」と思わせる仕掛け。

イングリッシュローズでも、そうしたブランド名は出さず、あくまで作出国のみ表示。

パネルやネームプレートがどれも新しく、パリッとしているのも全体の印象を節度あるものにしていると思います。あくまで「お客さんを迎える以上はジャージじゃなくてジャケットは着たい」という品みたいなものでしょうか。

小賢しい議論は抜きにして、予算と気合とサービス精神。「予算があるからできること」とおもわれるかもしれませんが、予算がないからといってあとの2つもほどほど、というのではダメですよね。
庭園だけじゃなくて、フリーの仕事も同じ。勉強になりました。

きれかー。」への2件のフィードバック

  1. ボートに乗って運河の岸壁に上から下に向かって沿わせているつるバラを見るのも素敵ですよ。白鳥と一緒に絵になります。

  2. tomoさん。コメントありがとうございます! 運河にボート!いいですねえ。たしかに運河に垂れ下がるバラも素敵でした。

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