冬の到来とタッチパネル

スマートフォンを使っています。今どき当たり前になりました。

これを使っていると、おのずと季節の変化を知ることができます。

というのも、冬になると言うことをきかなくなるからです。

スリープ状態から使う時には指紋認証のボタンを押しますね。新しいのは顔認証になっていますが、僕のはもう少し前の機種です。

その指紋認証がまったく認証されなくなります。こうなると「冬だなあ」と思います。理由は多分静電気だと思うのですが、なんであれ、いま使いたいのに認証されず、「ブーン」と振動するときって、ちょっとイラッとしますね。もう一回押しても「ブーン」。親指の位置が悪いのかと思って、ちょっとずらしてみても「ブーン」。

何でしょう、この腹立ちは。「持ち主は俺やのに何で拒否されんねん!」て思います。例えば帰宅したら飼い犬に玄関前で吠えられた時のような。吠えられたことはないですけどね。で、使うためにはいつも数字をいくつか押すことになります。すごく面倒くさい。

理由は多分おなじだと思うのですが、大きな書店で本を探すときにも苦労します。検索マシンの画面を何回押しても、ぜんぜん文字が入らないんです。隣の機械を使っている人はすぐに文字を打ち込んで検索して、下から「ウィーン」と紙を出して、それを持って立ち去っていきます。
でも、僕のは文字が入らない。力いっぱい押してみたりします。無駄なんですが。わかっていてもムキになって力まかせに指を押し付けたりします。痛いです。
でもやっぱり文字が入らない。やっとの思いで「か」を入力できたと思ったら、「さ」だったりします。
きっとこれは機械が故障しているんだと思って、隣の機械に移っても同じ。しまいには後ろに人が並び始めます。「まだかなあ」という気配がします。仕方なく、僕はなんの成果もないまま立ち去ることになります。

そんなあれこれも春になったら嘘みたいに消えてなくなるんですけどね。

あ、車のドアはまだ開かないです。明日は気温がプラスになるので、たぶん開くでしょう。

というわけでまた明日(たぶん)。