庭の小さなグレコマに花が咲いていた。ちゃんと「シソ科です」っていう顔をしている。
小さなスミレの株も、花が増えていた。こぼれ種でも増えていくのがかわいい。増えるといえばイチゴ。北海道ではミントと並んで、怪獣のように庭を跋扈する植物。ツルでどこでも伸びていく。部分的に取り出せばかわいい。つぼみから花、実まで一通りそろっているのもにくい。
ツルといえばツルバラだが、ツルバラが伸びて伸びたら、どうなるのか?
いろいろ想像がふくらむので、またこれはこれで話になりそう。
ところで雑誌「pen」の最新号は絵本特集だった。中身を見ずに買ったが、やや残念。編集者があまり興味ないのだろうか。芸能人とか有名人のお薦めに頼ったページを多くしたり、「インスパイア」とか「アート」とか腰の据わっていない単語を使い出すと底が見えてしまう。だいたい何でもそうだけど「アート」とか「アーティスト」って言った時点で底が割れる。イメージ先行で実態があやふやな単語。「癒し」も同様。興味のない分野のことは実感がないからイメージ単語が増えていくのだろう。
でももちろん紙面で紹介されている絵本作家は見なすばらしい絵だった。それは間違いないので、それが見れただけでも嬉しいとしよう。
もう1つついでに。
図書館で借りた「水彩で描く北欧の四季」(ヨハン・パースン)。すごい風景画がいっぱい。こういうのは逆立ちを百回しても描けない。というか、ここまで描き込む気がないというか。自分だったら、さらっと描いて「終わり」って言う。とにかくすごい人はいるものだ。書店や画材屋で売っている多くの日本の「先生」によるノウハウ本がすごく下手に見えてくる。

