携帯電話シンクロ

先日書いた「お会計シンクロ」の投稿に、すごくおもしろいコメントをいただきました。東京にお住まいの方の実体験(?)のようです。

隣席の営業マン風の男性の携帯(黒電話調でやたら大きい着信音)が鳴りました。
「はーい。おお!!●●さん?」
と、出た途端私の向かいのホステス風でメイクしながらアゴに携帯を器用にはさんでいた女の子が
「ちょ~ひさしぶりじゃね?元気~?」
すると、私の後ろの大学生風二人連れ男子の片方がファイルをばさばさ広げながら「ていうかさ、オレらってもっと頻繁に会って情報交換した方がいいよね」
「でもさ~飲み会とかセッテイングすんの大変だよね」と、ソファ席のOL風二人連れ。
「はーい、アタシやりまーす」とは連れと立ち上がってトレイを片付け始めた新入社員風女子。
「まってたよ!」とは奥の席で灰皿を満タンにしていたアジア系の中年女性。
最後に隣席の男性「お任せしますのでどうぞよろしく~」で店内は元の個々の時間に戻りました。

おもしろい!居合わせてみたいですねー。もし上の話が虚構だとしても、人物の配置とか全体構成はすごいですね。きっと私なんかよりもずっと脚本の上手な方だと思います。もし虚構じゃなくて事実だったらごめんなさい。でも偶然そこにいわせた才能よりも、こんな構成を考えられる才能の方がうらやましい。

ところで、私は演劇の脚本を書くときに、携帯電話を使おうかなと思うことがあります。でもとても使いにくいアイテムです。というのも電話だと相手が見えないので、どうしても話し手1人の台詞を耳で追っていくだけになり、見ている人は退屈しがちです。

携帯電話じゃなくて、恐山で別々のイタコさんがしゃべっているとか。もちろん台詞はそれなりにシリアスにして。怖いかな。やっぱり笑ってしまうかもしれませんが。