北海道での宿根草の栽培

本州では夏越しが難しいといわれている宿根草も、北海道ではよく育ちます。というか、中には広がりすぎて困るものさえあります。
実際のところ、基本的なことを知っておけば、手入れの方法などほとんどない!と言ってよいくらいです。
・肥料は与えなくても花は咲く。気になるなら与える
・植え付けや株分けは、真夏と真冬以外いつでもいい

だからいちいち書かなくてもいいんですが、いちおう季節を追って説明します。アウトラインだけ掴んでいればいいかなと思います。

北国のガーデニング 月ごとの作業まとめ

1〜2月
北海道など北国では、冬はおやすみの季節です。何かあるとしたら、予算と労力を無視した計画を立てるくらいでしょうか。現実的になるには早すぎます。
3〜4月
種まきです。それからなじみの園芸店に足しげく通い、オープンする日を逃さないようにしましょう。
それとクリスマスローズ展とラン展。ほとんどのガーデナーはラン展に行くと1株の値段の高さに「これだったら欲しかった600円の宿根草が10株も買える じゃない!」と憤慨することでしょう。でも次の週にクリスマスローズ展にいけば、その倍の株を惜しげもなく買っているにちがいありません。

ランの育て方

本州では難しいといわれるランですが、北海道ではとても簡単な植物です。
特に新しい住宅では一日を通して全室暖かいので、コチョウランやカトレアなどの高級なランにはうってつけの環境。また肥料を必ずしも必要とせず、水やりも忘れても何とかなり、病害虫の被害もほとんどありません。これ以上簡単な植物などないと言っていいくらいです。

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